雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

共に暮らすということ。

2006年04月06日 | 楽しい学校生活
さてさて、離任式から丸1日たってもまだへろへろ状態の私なんですが。

昨日の離任式(本来は先生方と児童だけの式にもぐり込み)のこと。

何年もM小におられた先生が転勤される式だけに
先生方から児童へお別れの挨拶があったり、児童から
先生へのお礼の言葉と花束贈呈があったり、と
それなりにしんみりとした式なのですが、

そんな中でも息子のお仲間たちは「キャー」とか「キー」とか
叫んでみたり、跳んでみたり、泣いてみたりするわけで。

でも、この学校のすごいところは、そんな声が上がっても
だ~れもそっちを見ないことなんですよね。
1年生から6年生まで。
ずっとこの子達と一緒に暮らしてきて、車椅子もバギーも
奇声もパニックも珍しくないから、誰も「なになに?」と見ないんです。
どのクラスにも障碍のある子がいる学校のこの子たちには
「障碍があること」も「普通」のバリエーションの1つなのかもしれません。

うちのマンションの子どもなんて、息子がエレベーターの中で
幸せそうにひとりごとを言っただけで凍ってますけどね(笑)。

私は、どんな障碍がある子でも一律普通学校に、一律普通学級に、という
考え方には賛同できません。
息子の進路として真剣に養護学校を見学し、実際に障碍児学級に
通わせてみて、やはり障碍児学級だからこそできる教育、
養護学校だからできる教育、というのは確かにある、と感じているからです。

でも、それはそれとして、やはりどこの学校・どこの学級に
行っている子どもでも、そのありのままの姿が「普通」になるくらい
日常的に接することができたらいいなあ、と思ったのでした。

夢物語でしょうか。
でも、それを夢でなくするのはこれからの私たちのような気もします。

1 コメント

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夢にはしないですよ (じろう)
2006-04-10 00:34:45
人と違うところがあるのが当たり前、なぜに横並びを求めるのか、ですね。

私個人も人と並ぶのが苦手ですが今は並べない自分を愛しています。

歩調の合わない彼らが自然に暮らせる環境を作っていきたいと思っています。
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