雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

新学期

2009年04月07日 | 楽しい学校生活
今日から新学期。ついに中学生活最後の1年になりました。
息子は昨日から「明日は始業式だね~。ぼくは中3になるよ。
最上級生で、先輩さんだよ」と言い続けています。
新学期に向けて、緊張も自覚も強まっているようでした。

息子の中学には今年度から情緒級が新設されて、
息子は知的級からそちらへ移籍することになりました。
実は3年越しの移籍申請がやっと認められた形です。

F中にはこれまで情緒級がありませんでした。
1年生のときは知的級在籍者が息子を含めてわずか3人なので
なんとかなるとしても
2年、3年になったときに非自閉の子が中心の5人学級、6人学級では
息子のニーズに細かく沿ってもらうことは難しい、と考え、
中学への入学を機に、知的級から情緒級への移籍と
情緒級の新設を申請してもらったのです。

息子の担任は、これまでと同じ障担K先生。知的級には新しい先生が
就任されることになりました。
新入生を迎え、総勢5人となる障級在籍者に対し、K先生と
もう1人の先生、介助の先生と3人が担当する、という
恵まれた体制になりました。

気になるのは交流級のほうでしたが、これも昨年の交流担の
H先生がもう1年担当してくれることになりました。

その知らせを、「その日初めてわかること」に弱いことに配慮して
ちょっとだけ早く電話で教えてもらった日、
息子はそれまでおとなしくPCをしていたのが突然
部屋中をバランスボールに乗って跳び回り始めました。

小学生の頃は、春休みになるたびに
「ことしはなに先生のクラスかなあ~」を繰り返し、
見るからに不安そうな様子だったのに、最近はそういうことが
なくなったので、もう平気なのかと思っていましたが、
やはり内心は不安だったのでしょう。
事前に知らせてもらったことで、ほっとした様子でした。

ちょっとしたことではありますが、ただでさえ不安の強い息子には
とてもありがたい配慮です。
でも、こんな配慮ですら、一般には「1人だけ特別扱いはできない」と
いう理由で得難いのも事実。

学校や先生方の暖かい理解につつまれて、
今年も息子は恵まれたスタートを切れたようです。
「おかあさん、ぼくは今日から中3になったよ。
 これから1年、頑張ろうと思うよ」
帰宅してすぐ宣言した彼は、昼食を食べるとすぐ
爆睡してしまいました。
緊張しすぎ、張り切りすぎで疲れたのでしょうね。