千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

「記憶」から戻る哀 

2021年07月08日 | 徒然の記

妻は癌で亡くなった。
その悲しみは、月日の経過と共に面影が薄れ記憶となって残り続けるという文言があった。その通りだなと思いながら暮らしていたが、最近妻のことを思い出しては切ない気持ちになることがある。
音楽を聴く環境を替えて音楽に浸る時間が増えたから感傷的になつているのだろか。すこし不甲斐ないなとは思う。

   亡き妻の気配ほとりに草むしり  千字

     (草取りをしながら思い出した時)

   トレモロのギターの余韻虎が雨  千字

     (一人昼飯で音楽を聴いていた時)

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