最近「老害」という言葉を見聞きする。
年配者のリーダーの言動を時代遅れ、傲慢等と揶揄して表現する言葉である。人生を重ねて身につけた価値観を言葉や行動にしているのだが、それを老害と括ってよいのか。
芸能人について言えば、和田アキ子、梅沢冨美男、みのもんたなどがあげられている。個人的には、梅沢冨美男は謙虚さがなく傲慢に思えて彼がテレビに映る時はすぐチャンネルを替えている。だが、大衆演劇に力を尽くした彼である。キャラに対する私個人の思いであって老害という括り方はしていない。
4年ほど前、「大塚家具」の娘と父親との争いがあった。高級家具を扱うことを主張する父に時代のニーズに合わないと娘が造反した。
それが今、娘の経営方針は破綻し老害と思われたであろう父親の家具店は順調な経営である。
実践経験の浅い若いリーダーもどきが多くならなければよいがと思っている。