俳句雑誌の巻頭言に、ある俳人の文があった。
句作りは、何か伝えたいテーマがあって季題を添えるのではなく、季題そのものを写生の眼でたぐり寄せて作りあげるという意味に受け取った。
このあたりが素人の域を出ていない私には、おやっと思うところだった。私の俳句は、暮らしの中での発見、思いがあって、それを俳句で表現できればという思いで作っているのだが‥‥。
つらつら考えてみるに絵画、文学、音楽等の表現も、作者の思いがあってそれを表現する努力をしていると思うがどうだろうか。
とはいえ長年俳句を作り続けている俳人の巻頭言である。深い意味があると思う。
素人がゆえの思いを記した。