ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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第65回正倉院展

2013-10-28 17:56:51 | 展覧会関係
台風一過の26日土曜日に、正倉院展へ行ってまいりました。
正倉院展はいつも長蛇の列・・・初日ということで、気合を入れて9時の開場を狙って行くつもりが、寝坊して9時15分着とゆー中途半端なことをいたしました。
到着すると列は30分待ちとなっていましたが、15分程度で入ることができましたよ♪
毎年の如く、見ごたえバッチリでございます。

今年の一番の目玉の漆金薄絵巻盤は本当にスンバラで、ずっとずっと見てても飽きないでした。
蓮の花びらの一枚一枚に描かれた法相華や霊獣、迦陵頻ちゃんなどなど、色も構図も美しく、その並びにため息が出ます。
台座の岩と蓮の花のつなぎ目なども、欠損部分から伺えます。
出来れば上面にも鏡を張って、上部からのアングルも見られるようにしていただきたかったな。(ライトの関係上無理なのかもしれんが。。。)
オイラの場合30分程並びましたが、時間はかかっても最前列で見ることをおすすめします!
(この展示のみ最前で見るための列が会場内にあります。)

そのほかの目玉もそれぞれにスンバラで、やっぱ正倉院ってすごいなぁって思いますね。
今回は蝋纈の布が多く出展していた気がします。鹿さんモチーフの布は本当にかわいくって♪角の部分の色が退色しているのでじっくり見ないと「雌?」なんて思っちゃいます(笑)
やはりあれですね、対象の美っちゅーのでしょうか。安定感があってオイラはこういった図柄が好きなようです。(いや、非対象も好きですよ)

お貴族様遊び道具も面白かった!
矢を壺に投げ入れるものも良かったんですが、パチンコ(Y型の木にゴムを張って石を飛ばす方のパチンコね)の原型?って思わる球状のものを飛ばす弓に似たのがオイラのお気に入りでした^^

刀子がものっそ小さくてその上ものっそ切れそうで、古代人は器用だったんだろうなぁとか思いつつ。。。


今回の書簡での楽しみは・・・戸主も薬師寺も見つけられませんでしたが、こんな部分がツボりました。

まずはいろんな人のお給料前借りメモです。
その中に「田部国守 伍伯文 銭一貫文」とあり、宝亀3年(772年)12月28日に平城京内の家地と建物を担保にし、占部忍男とともに借り入れをしたとありました。
展示会場をぐるっと回ると、どのお写経をどれだけ納めたかメモがありました。
そこにどこかで見た名前が・・・。
そうです。先ほど、年末に家土地を担保に給料前借りをした国守くんのお名前が!
お仕事完成メモとして「十巻 紙 200張」お写経してちゃんと納めたよってありました。
きっと、このお仕事完成で借金返済したんだろうなぁ~なんて。。。見たことも会ったこともない国守くんの生活を少し垣間見た気分でホクホクしちゃいました。
ちなみに借金はちゃんと返済済みの朱書きが入れられておりました。きっと真面目に働いていたんでしょうね^^

他にもいろいろ見所あります。
もっかい行こうとチケット持ってるんだけど・・・2日に頑張って行くべし!


来年はどんなお宝達と出会えるかなぁ~。
今から楽しみなのでありました。










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↑ 正倉院に自分の宝物を納めるのが後にステイタスとなります。しかし正倉院には限りがあるため、ある時期から東大寺さんは宝物を受け付けなくなります。時の権力者はなんとか正倉院の宝物に自分の名前を残したいと考え、宝物を納める櫃を奉納することを思いつきます。これはありがたいと東大寺さんで宝物を整理するための櫃は受け付けてくれました。そんな時の権力者のひとり、徳川家康の櫃が今回展示されています。権力者の涙ぐましい努力にポチっとな☆
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2 コメント

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まだね… (きばりん)
2013-10-29 12:05:06
正倉院展に一度も行ったことがあらへんねん(^_^;)
何年か前まではまったく興味がなかったし、ここ最近ですかね~気になりだしたのはw

意外と展覧会とかって初日が結構穴場だったりしますよね。
待ち時間も少ないしw
さて、私は正倉院展にいったいいつ行けることになるのやら(笑)
返信する
お返事 (>きばりんさん)
2013-10-29 23:42:21
そうなんだ!行ってそうなのに。
でも、やっぱり人が多いからねぇ(苦笑)
でも、個人的には見る価値あり!と思いますので、是非行ってみて(*^o^*)
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