ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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當麻 奥の院と東西塔

2010-07-15 17:17:10 | 神社仏閣
さて、中之坊から出てきたら、なんつっても1300年祭の恩恵で拝むことが出来る東西塔の初層公開へ行かねばなりません。
っつか。過去に何度か訪ねている当麻寺ですが、塔にお参りするのは初めてです。
16時で扉が閉じられてしまうので、急いで行かねば~・・・と思いつつ、でもでもやっぱ本堂のお参りは後には出来ぬ・・・と本堂へ(本当は曼荼羅堂)。
ご朱印もこちらでいただく。

手水の竜が、ごっつかわいいお顔でございました。

んで、ようやく初層をお参りに。

先ずは、西塔。
西塔の基壇は非常に脆くなっているので、塔の前に足場を組んでのお参りです。
平安初期に作られた塔なんだって。
直線的で、がっしりした塔です。

すぐに西塔を拝みに行くかといいますと、TOPのおじさん(石像)に呼ばれまして(笑)
こーゆーきれいな誘惑がオイラをいざなうんですな。。。
ベンガラ塗りでしょうか。丹塗りの塀って珍しくないですか?しかもちゃんと5本線。めっちゃ中国テイスト~(笑)
ふと見ると・・・

竜宮城の入り口みたーい♪
丹塗りの門が石段の上にあるんです。ここはどこでしょう?

先ほどのおじさんが番人をしている門に戻り奥へと進む。ここが奥の院です。
ふと瓦を見ると・・・

じゃじゃーん!
葵の御紋。
天皇家とも徳川とも所縁がある奥の院なんですね。

さて、本堂に着きました。

蓮の花がヒュルリと拝むように伸びてました。

そーっと中に入ってお参りをさせていただく。

奥のお庭も拝見♪

何のお花でしょうか?
葉っぱの感じが蒲に似てると思うんだけど。

ぐるっとお庭を巡り宝物殿の方へ向かうと、先ほど下から見た楼門が間近に!


宝物殿では、二十五菩薩来迎像とゆーのが、めっちゃ可愛いし綺麗だし動き出しそうだし楽しそうだった。それぞれに違った表情だし、見てて飽きない~
人もまばらで、ゆったり宝物館を堪能出来ました。

こんな形の三つ葉葵も。

気になったので受付の方に聞いてみると、徳川さんの宗派は真宗なんですね。で、こちらの奥の院、実は知恩院さんの奥の院らしく、真宗つながりで徳川さんが関わっているそうなんです。いや~。。。びっくり。

ちなみに当麻寺は、浄土真宗と真言宗の2つの宗派からなる珍しいお寺なんだそうです。(詳しくは、お寺のHPをどうぞ!)


妙に可愛いお不動さんもいらっしゃる^^

奥の院でのんびりしていたら、時間がヤバシ!!
ようやく奥の院を後にして、急いで西塔へ。

どどーん。
西塔は基壇の上まで行くことが出来ます。
こちらは奈良末期の作。
直線的な平安初期の東塔と比べると、緩やかな曲を感じる屋根や張りです。
東西でセットで作られているはずなのに、作られた技法の違いなどやはり時代を映し出している。水煙の形も違いましたよ。
こうやって塔を見比べるのって何だか面白いですね。
実は薬師寺の東西塔も、新旧以外にもちょっとづつ作りが違います。(←一部お坊様に教えていただいた。)薬師寺よりも塔と塔の間隔が遠いので、見比べるのも細部ではなく全体で、また違った感じです。

逆光モードで写したら、こんなに丹の色が鮮やかなんですよ^^


金堂のあたりから東西塔を写してみました。
これくらい離れてます。
ようやく金堂をお参りし(←遅すぎ^^;)、インディラな四天王様を数年ぶりに拝む。何度見ても異国情緒あふれるお顔の四天王だぁ。。。

西塔を優先したために後回しになってしまった大師堂へ行くと、法印様が作務衣に着替えてはき掃除をしていらっしゃった。
「あ、タッチの差。今、鍵閉めてもうたわ」と軽やかに言われ、こちらもふふふと笑っちゃいました。
ここでも法印様といろいろお話をさせていただき(めっちゃ面白いんです~)、すっごく心を満たされた当麻寺詣でが終了しました。

帰り道、振り返ると二上に抱かれる当麻寺の境内が。

実はひっそり建っているんだけれど、日本最古の梵鐘が門の近くにあります。

その梵鐘を見ている時、金堂の係をしていたおじちゃんが帰るのに会ったので少しお話した後「おおきに、さよなら~」と言うと、すぐ後ろにいたおばあちゃんとお孫さん風の参拝者のお孫さんも「ありがとうございました!」とおじちゃんに大きな声で言ってました。いい絵やねぇ。いい子やねぇ♪

ぷらぷら~と、どこまで歩いて帰ろうかなぁ・・・と迷いつつ歩いていると、當麻蹴速の塚が。


ここ、相撲の発祥の地なんですよ。

塚の後ろの相撲館の軒先に、ツバメがチュンチュクおりました。
もう少しで巣立ちでしょうか。

マンホールの蓋にも二上が♪
素敵な街だぁ・・・

駅前で中将餅をGETして、五位堂まで歩く決意をする(笑)
中将餅は蓬がすんごく香る、めっちゃ美味しいお餅です。當麻に行ったら是非食べてね。
地図を片手に歩いていると、オイラが帰ることを悲しむかのように(爆)雨が降り出した。

振り向くと、雨にけぶる二上が。

大津、また来るからさ。泣かんといて。
などと、フザケタ妄想をしながら(笑)五位堂へと歩く。
道、分かんないから「たぶんこっち」な歩き方で(^^;)

雨が小康状態になり、五位堂の駅が無事見えてきたころ。
もう一度二上山を振り返ると、雨に濡れて黒々とした木々を湛えて二上山は相変わらずオイラを見送ってくれていた。

田んぼに映る二上山がとってもいいですね。うんうん。

帰りの電車を待っている時に、向かいのホームにラッピングカーが。

額田ですよ。額田王。
他には、柿本人麻呂とかいたのかな。歌人ラッピングでした。

こーして、オイラの長い長い一日が終わったのでした。

家の近所の電車もやはりラッピング。

こちらは機関車トーマスでございました。(写真は、ヘリコプターですが^^;)



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