ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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花山院外伝~クワバラクワバラ・・・桑原ってどんなトコ?~

2009-05-25 15:28:03 | ぶらり・・・旅
さて、無事お参りも済ませ御宝印を頂いた我ら。
寺事務所にある見晴らしの良い展望で休憩でも・・・と思った頃に、団体さんが到着!
よかった~。団体さんが来る前に、御宝印頂いておいてて・・・
お昼を展望のあたりで食べようかと思ってましたが、バスの心配もありますので、ひとまず下山(笑)
行きより早く下りることが出来たけれど、やはり急勾配なので足に来ますね。

バスが来るまでの20分ほどの待ち時間で、母が早起きして作ってくれたおにぎりと、三田のバス停で待っている時に買ったパンとを頬張る。
うみゃ~い^^
もけもけと食べ終えて、少ししたらばバスが来ました。


さて、次に目指すは欣勝寺さん。
ある一定の年齢以上の方なら御存知ですね。
雷さんが鳴ったときに、「クワバラクワバラ」って言うことを。
この「クワバラ」の語源が、欣勝寺さんにあるって言うんですもの。
せっかく近くまで来ているんだから、お参りしない手はありませんよね。
三田の駅から、徒歩12分なんだそうで^^

地図とか持たずに行ったんですが・・・何とか行けるもんですね。
しかも、金勝寺さんめっちゃ親切な案内板が出てるし!


昔話を聞かせましょう。
桑原の空に住んでいた、雷どんの子供の雷小僧はそそっかしい子じゃった。
とーちゃんの手伝いをしては雨を降らせすぎ、かーちゃんの手伝いをしては雷太鼓を叩きすぎたりしていた。
村人はいつ雷が落ちるのかと、毎日ヒヤヒヤしながら暮らしておった。
ある日いつものように手伝いをしていた雷小僧。大事な如雨露をうっかり落としてしまったそうな。
「まて~!」
雷小僧は急いで如雨露を追いかけようと、雲を飛ばしたとの瞬間。
つるっ☆
ぼっちゃーん!
雲から足を滑らせて、お寺の古井戸に落っこちてしもうた。
井戸から這い出そうと、雷小僧は頑張った。
古井戸なので釣瓶もなく、雷小僧は這い上がることが出来ません。
「おーい!助けてくれ~」
たまりかねて、雷小僧は助けを呼びました。
声を聞いてお寺の和尚さんがやってきた。
古井戸を覗いてみると、いつも村人を困らせている雷小僧がいるではないですか!
「よし、少しこらしめてやる」
和尚さんは古井戸にフタをして、雷小僧をこらしめました。
「和尚さんゆるしておくれよーぅ。もうここには、雷を落とさないように気をつけるから~」
それを聞いた和尚さんは、雷小僧を井戸から出してあげました。
雷小僧のとーちゃんもかーちゃんも和尚さんにお礼を言い、桑原には雷は落とさないと約束をした。
そんな訳で、桑原の土地には雷は落ちない。
「クワバラクワバラ」とゆーのは、「ここは桑原だから、雷を落とさないでね」と雷様に訴えているんですね。


この昔話に出てくるお寺が、欣勝寺さんなんですね。

これが雷小僧が落っこちた古井戸である。

雷井戸の碑が建っており、井戸の説明もちゃーんと書かれてある。

井戸をちょっくら覗いてみました。
雷小僧はおりませんでした~(笑)

このお寺も静かでだーれもおりません。
一応、お守りとかいただけるとHPにあったので、インターホンを押してみる。
したらば、寺事務所兼お家って方の建物ではなく、違うほうの建物からおじーちゃんが出てきてくれました。
拝観が出来るのかってこととお守りを頂きたい旨を伝えると、よろよろ出てきてくださいました。
拝観はしていないとの事でしたので、お守りなどを見せていただきました。
そのときに、おじーちゃんに教えて頂いた事。

この「クワバラ」とゆー言葉は、もともとはお寺で唱えるサンスクリット語の「クワンバラン」が訛ったものなんだって。
欣勝寺さんで「クワンバラン クワンバラン」とみんなが唱えるもんだから、この土地の名前が桑原になったとか。
サンスクリット語が元の言葉は他にもあって、生まれたての赤ちゃんが、先ず「おぎゃー!」と泣くのは、吃驚したからでも、お腹に戻りたいからでもなく、お母さんに「こんにちわ!」と挨拶しているんだそうだ。
「オン ギャ ア」とゆーサンスクリット語なんだって。
そー考えると、赤ちゃんが生まれたときって、もっともっと嬉しくなるよね。


花山院さんから欣勝寺さんまで。
沢山歩き、美しい景色を見、笑ってしゃべって、勉強になった一日でした。

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