ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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第5番 元興寺 極楽坊

2009-12-07 13:56:29 | 西国薬師四十九霊場
信号を渡ってくる、ダックスちゃんを散歩させているおじさまに・・・
「すみませーん。元興寺さんへ行きたいんですけどぉ~」と可愛く聞いてみた。
「ん~?この上にあるお寺の事かなぁ・・・」とのお返事。
どーやら筋が違う上に行きすぎているらしい。

ワンコのお散歩は、猿沢の池までゆるゆると。
人嫌い、犬嫌い、猫嫌いのワンコの為に、人通りの少ない道を歩いて行くんだとか。(家の前の信楽焼の狸にまでビビるワンコなんだって。)
そんなビビりワンコのお散歩なのに、オイラの為に元興寺さんまで送ってくれたんだ。
おっちゃん、有難う!!!ワンコも有難う!!!

人の親切に助けられ、無事に元興寺さんに到着。
蘇我の氏寺であり、稲目の飛鳥寺に始まり馬子によって本願されたとのこと。(開基は馬子)
蘇我の氏寺なので、じっくりじっくりお参りしたかったのですが・・・なかなか一日の時間は限られており、その中でやりくりをする場合、ゆっくりできない事もあるのでございます。


先ずは極楽堂(本堂)をお参りする。
ご本尊様は阿弥陀如来様。
なんでも時計回りに回るのが正しい回り方らしいです。そーゆー風にお念仏を唱えながら内陣の周囲を歩き回る「行道」に適した構造になっているそうです。
オイラは歩きまわりまはしなかったけれど、じっくり手を合わせてきました。

次にお目当てのお薬師様のいらっしゃる収蔵庫(宝物館)へ。
二歳太子象、14歳太子象など気になる塑像がいっぱいです。
そんな中で、お薬師さまはどっしりしっかりとした存在感でいらっしゃいました。
この日は仏像を見すぎだぁ…お顔をほとんど覚えていないぃ^^;

 
本堂と禅室の屋根の一部は、1300年以上も前に使われた瓦が今も使われております。
色味が違うのですぐ解りますが、根本的な違いは葺き方らしいです。古い瓦の葺き方は行基葺きと言われる葺き方だそうです・・・。



講堂跡のあるあたりは、奈良の古寺にしては珍しい墓地であります。
時代の流れの中で庶民信仰の寺院に変身した元興寺さんならではの光景なんだそうだ。


鬼の寺と言われるだけあって、こんな可愛い鬼もおりました。


国宝の禅室
スカーンと伸びたこの部分を切目板と言うらしいです。


振り向くとそこには本堂の閼伽棚が・・・なんだかフツーに触れるんですが・・・国宝^^;
怖いので触りませんでしたが、間近でしげしげと見ておきました。


元興寺さん、個人的に熱いっす。
今度はもっとゆっくり来ようと思うオイラでありました。

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