ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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霊禅山 東塔院 久米寺 第7番

2009-09-29 14:14:03 | 西国薬師四十九霊場
9月5日晴れ。
当初、新薬師寺を目指そうと思っていたオイラですが、新薬師寺は元興寺とか興福寺とかと合わせてお参りした方が効率がいいなぁと電車の中で思い直し、んだらばどこへ向かうべ?と本とにらめっこした結果、久米寺にいたしました。
すでに鶴橋から近鉄に乗った後だったので、ちょっと遠回りになったんだけれど。

のんびり電車に揺られながら行くのはいいですね。
お天気良過ぎで、窓のほとんどに日除けの網が下がっていたけれど、オイラはガッツリあげたまま、外を見ながら乗っておりました♪←迷惑な^^;

遠回りしたけれどお昼には無事、久米寺へ到着。
いきなり梵字がお出迎え^^

これは、ウンですかねぇ?

手水の出てくる口が、激可愛くって、大興奮!!

ちょっと引いた感じだと、こんなの。

お水が出てなかったのが残念だった~

境内にはパラパラとしか人がおらず、久米寺独り占めだったオイラです。

これが有名な多宝塔。仁和寺から移築されたんだそうな。

久米寺はとても古く、開基は来目皇子だと言われている。
来目皇子が失明をした時に聖徳太子がここのお薬師さんの霊験を教え、また祈願するように勧めた。皇子が祈願すると両目が平癒した。このことに感謝した来目皇子が、伽藍を創建したと伝えられている。

また、神通力で飛んでいる途中に女性の脛に見とれて転落しちゃった、お茶目な久米仙人が開基だとも言われている。

この久米仙人の像の足元には、願いを書いて割るとかなえられるっていうカワラケがあるので、オイラもきっちりお願いをして、木槌でガシガシ割ってきたよ^^

ご朱印をお願いするところに人はおらず・・・。寺事務所を探してうろうろしてたらば、ぶらりと出てきたご住職様と遭遇することができました^^
さっそくご朱印をお願いする。
途中でお金を崩すことができず、「大きいお金しかないんです。すみません」と言うと、「一万円より大きいお金?それやったら無理やわー」と関西のオヤジならではの答え。。。ナイスっす。ご住職。
とても気さくなご住職で、一万円札も気にせず、「五千円札入れる?それとも全部千円がいい?」などと、お釣りの心配までして下さった。

ご朱印を頂いた後には、お堂の中をお参りさせて頂きました。
お堂の外からでは見えないお薬師さまのお顔も、間近で拝むことができます。
しかもお堂の中をご住職が説明してくださるので、いろんなチェックポイントを見逃す心配がありません。しょーもな~い質問にもバンバン答えてくれます^^
ビバ、ご住職♪
真言宗のお寺って、まじまじと見たことがなかったようで。。。普通のお寺の天井には、法想華とか蓮華とか散華なんかが描かれてるもんなんですが。こちらでは梵字がどどーんと書かれております。
天井の隅には穴があり、護摩をたいた時の通気口なんだって。言われないと気付きませんでした。
四天王もかなり古いらしく、隙間から垣間見られる壁画なんかの説明もしっかりしてくださいます。
ぐるりと御本尊の裏手に回ると、講堂だったかな、が、火事で焼けたときに救出された仏様がいらっしゃるのです。その中に、お猿の神様がいらっしゃって、すんごい食いつくオイラをご住職は不思議そうな目で見ながら、「ほら、ここにお猿がいるでしょ」と、仏様の頭に乗っかったお猿の飾り(?)を教えてくれました。お猿の神様、また、会いに行くからね~。
お薬師様に匹敵する見どころの像が、肉付きの像。久米仙人像の像なんです。んが。
・・・肉付きってネーミングでピンときた?
久米仙人が、自らの髪と髭と歯を植えたっていう坐像なんですよ。
表情はぐでんぐでんのオヤジ風なひょうきんな顔なんだけど、ぼさぼさの人毛に髭。口元に見える歯・・・^^;ひょーえ~かなーり、ナマナマしい像でしてね。ちょっと、ひとりで見るのは怖いかも^^; ご住職が隣にいて良かった・・と思いながらご住職のお顔を見ると・・・・そこはかとなく、久米仙人に似ていらっしゃる気が(笑)これはナイショのお話ね。
さて、最後に教えて下さったのが、ご本尊の脇を守る四天王の像のいるところの上部・・・欄間みたいな部分。ここに菊の彫り物があるんですがね、これは推古天皇の勅願であることを示す菊の御紋なんだとか。
今のような、文様になってしまう前の菊の御紋です。これは、見る価値ありだと、個人的に思うのでした。

なんだか、胸一杯の幸せ気分でお堂をお参りできました。

ふと見上げると・・・大ナマズ発見。

めっちゃ可愛い♪

お花の時期でもないし、そんなに大きくない・・どちらかと言うと小さい境内ですが、すっごい大好きになったお寺でございます。
次はぜひぜひ、菩薩様がいっぱい来るっていう行事の時に行ってみたいなぁ・・・
堂内はお坊様で満杯。境内は人で満杯。その中を菩薩さまがさっそうと歩くんだって~^^


ベイの梵字を眺めつつ、本堂を後にしたオイラだったのでした。


帰りの山門で気づきました。

仁王さんの乳首が花柄だぁ~*^・^*←オイオイ。どこをチェックしてんだよ^^;