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「中学生でこんだけ書いてたてすごいやん」と言われました。
イヤイヤイヤ・・・お褒めのお言葉は素直に頂戴するとして、
・・・今の出来がいいとはトテモ言えないにしても、
・・・さすがに中坊(中学生)の頃にこんなに書けてたわけはないやん・・・。
書けてたら小説家目指したかもしれなくなくなくなくなくない。(さあどっち?)
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元作は原則マンガでございます。絵はもちろん内容もヘタ以前の出来ではありますが
手直しすれば少しは読むに耐えうるくらいにはなるということやね・・・。
・・・ともかくその、今がアフターなら元作はビフォーですね、
今回そのビフォーのとんでもなさを恥を承知でさらそうと思います。
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元作・元作の描き直し版・ノベライゼイション、すべて処分しまして今はありません。
が、覚書として作り処分し忘れた自作品リストがあるので、
それを見ながら、とりあへず現時点までにあたる元作のあらすじを記したいと思います・・・。
・・・まあ、これも覚書ということで。ツッコミどころ超満載。
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とあるスナック。カウンターの中にマスターの和行。
カウンター席には別々に青年と若い女性客がいる。
ふたりともそれぞれ振られたばかりで、和行が慰めるがうまく行かない。
そのうち二人はお互いに気があって、連れ立って店を出て行く。
「結局オレがひとりぼっちか・・」と自嘲する和行。
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1とは別のスナックで弾き語りの歌手をやっていた清司。
なんとなく店を辞め、歌手もやめようと決め、
ひとり雨の中を歩いていてバイクのスリップ事故に巻き込まれる。
それを助けたのは和行。(バイクを運転していたのが常連客の一人だったので。)
清司は手当てをしてくれる和行に、死んだ兄・広司の面影を重ねる。
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そのまま(何の説明シーンもなく)和行のところへ住み込んだ清司。
雨が強く海鳴りがひどい日は様子がおかしい。
初めは無関心な和行だが、(バイクとは別の)常連客に諭されて事情を尋ねる気になる。
部屋のドア越しに「お前には海で死んだ兄貴がいただろう?」と聴くが、清司は強く否定。
和行は更に「過去の感傷にひたるのはやめたらどうだ?」と声をかける。
しばらくして、生い立ちを打ち明ける清司・・・
(兄のことはバイク事故で怪我した時うなされていたのを聞いて和行がそう想像した)
両親に死なれた後親代わりに育ててくれた兄が、ある嵐の日足を滑らせ、
海へ落ちて死んだ、その時「お前は生きろ」と言い残していった・・・と。
話を聞いて和行は「忘れちまえ」と言い、更に
「お前の気持ちはわかるよ、俺も失うものはすべて失くしてしまったからな」と言う。
(失うものとは親や家族のことをさす。)
優しく接してくれる和行に清司はようやく心を開く。
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ある日、体調を崩して苦しそうな和行、だが店は休まない。
そこへ和行の昔の知人らしき男が偶然訪れ、
1曲やってくれとアコギ(生ギターです)と取り出す男。
和行は一旦断るが皆に勧められ1曲だけ弾き語り、清司はそのうまさに感心する。
が、歌い終わって和行は倒れてしまう。
アイスピックで怪我をしながらも氷を割り、介抱する清司。
目を覚まさない和行に付き添いながら、ものすごく心細くなる。
手持ち無沙汰にアコギを爪弾き歌う清司に、和行は目を覚まし
「うまくなったじゃないか」と声をかけ、看病に感謝する。
途中ですが、ひとこと・・・
『ツッこみ てエ~!!』
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(「魔人探偵脳噛ネウロ」第13巻175頁1コマ目の桂木弥子のセリフより)
・・・・・失礼、続きです。
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4のすぐ後の日、店に清司そっくりの青年がやってきて「三上清司(せいじ)」と名乗る。
(何故か態度はタカビーでやたらカッコをつけている・・・)
それから毎日来られて辟易していると、清司はまだ病床の和行に愚痴る。
思うところあって抜け出した和行は、店に来る直前で三上を捕まえる。
三上は自分は清司の生き別れた双子の兄だと明かし、
清司がこれまで苦労していたことを話して泣く。
今も苦労しているようなら連れて行こうかと思っていたが、
あなたがいるなら安心だ、自分のことは黙っててくれと口止めして去っていく。
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回想話。どこかの雪山で行き倒れている数年前の和行。
助けたのはロングヘアーの女性・マキ(関西人ではない)。
近くの避難小屋に連れて行き、自分は暴走族のメンバーだったが裏切った、
でも、ここにいることを知られてしまい、もうすぐつかまってしまう。
覚悟は出来ている、あんたは関係ないからうまく逃げろ、と話す。
やがて族の幹部連中が来てマキを連れ出す。
和行は隠れていたが見つかってしまい、逃げようとして銃で撃たれてしまう。
引き上げる連中。
和行は急所ははずれていて生きてはいたが、右肩を撃ち抜かれていた。
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現在の話。休日、海岸通で海を見ている和行。
たまたま通りがかった女性がはっとして声をかけてくる。
マキだった。お互いの無事と偶然の再会を喜ぶ二人。
それからたびたび二人は外で会う(海岸にいるだけよ、ホ○ルとかには行かないよ)。
その時マキは和行の右手が震えているのに気づく。
実は山で族に撃たれた時神経に傷がついて多少不自由なのだ。
しかし、障害があるとは言うが原因は言わない和行。
(今作では手が不自由と言う設定はやめました。)
偶然様子を見ていた清司はきっとふたりは一緒になるのだろうと思う。
そしてある朝、清司は新聞を開いてぎょっとなる。
和行は例によってマキに会いに出かけるが清司は声をかけようとしてかけられない。
新聞には交通事故でマキが死んだという記事が載っていたのだ。
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とある休日。再び三上がやって来る。
(今度は全然タカビーじゃなく、大人しい普通の青年になっている。)
清司を誘って海岸の岩場へ・・・ちょうど雨も降り出し
清司はまた兄・広司が死んだときのことを思い出して少しゆううつ気分に。
だが、三上はそれを和行に聞いて知っていて、乗り越えろと強く言う。
その時、足を滑らせて清司が海に落ち、怪我を負う。
三上は清司を病院へ連れて行き、輸血に自分の血を提供する。(珍しい血液型の設定。)
清司は助かり、すっかり良くなって退院したのを見とどけると、三上は去る。
そこで初めて和行は三上が清司の双子の兄だと清司に教え、
清司は驚き、急いで三上を追うが、三上はそれを冷たく突っぱねる。
お前はここにいたほうがいい、もうとっくに兄弟じゃなくなっているんだと言って。
愕然として嘆く清司を置いて三上は去り、
和行は「彼はお前に幸せでいてほしいだけなんだよ」と清司を慰める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・なんかツッこむ気が失せました・・・。
・・・・ひとつ言えることは・・・
「この作品の作者は絶対にブラコンだ。間違いない。」
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テツは元作ではもっと後で登場し、一応和行の親友と言う設定ではありますが、
存在感も存在理由もほとんどありませんでした。
それから友人が「よく動いてる」と褒めてくれた涼香ちゃんは
今回作った完全に新しいキャラです。
そして小城みゆ希ちゃんですが・・・
元作での名前は深沢美雪さんですが、彼女もこのずうっと後の登場で、
しかもアナウンサーなんかじゃなく完全なパンピー(一般ピープル、つまり一般人)。
じゃあ、今作ではテレビを見て消息を知ってやってきたという三上くんやマキさんは、
元作では何を頼りにココへたどり着いたのかというと・・
はい、なんと偶然です。
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三上くんもマキさんも、後で登場の美雪さんもみんな偶然たどり着くんですね。
あまりにすごいご都合主義・・・!!
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だから今回みゆ希さんをアナウンサーにして
たまたま、これだけがたまたま全国各地を廻っててココにたどり着いた、にしたのです。
後はみんな、このテレビ放送を見た、
あるいは見た人に聞いてやって来た・・・にしました。
リメイクで一番違うのは・・・もちろん主人公を変えたことですが、
主人公・和行の性格はかなり変えてます。
元作では面白みの全然ない、落ち着きすぎのとっても大人キャラ。
喋り方も真面目で大人しいし、慌てないし静かだしなんか没個性。
かなり紆余曲折のある波乱万丈の半生を送っている、しかもまだ若いのに、
これはちょっとないんじゃないのと思って、
今作では言葉遣いも少々荒っぽく、ちょっとふざけた感じも入れて、
ホントは優しいんだけど、一見クールでぶっきらぼうな性格に変えたのですわ。
その方が過去の生い立ちとしっくりはまると思いまして・・・。
このへんは今後徐々に語られますので、またヨロシク。
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また、三上くんも今作では完全にキャラ変えてます。
元作の初出時は何故か上から目線でカッコつけている。
あとで出てくるときには普通になってますが、
普通っていうか真面目で品行方正な好青年そのものね。
今作ではのびのび、あっけらかんとした多少KYのお調子者にしました。
また、元作では双子の兄であることをなかなか明かしませんでしたが
・・・バレバレに決まってるやん?
ですのでリメイクの今作ではさっさとばらしました。
それからそれから、今回はマキさんを殺しませんでした。
だって・・・演出上も殺す意味マッタクないじゃないですか。命は大切に!
再会を喜び、生きてて良かった~。また会えたら会おうね、・・・で、いいじゃない。
というわけで、生き延びていただきました。関西人にしたのはただのノリやけど。
それから、最後までフルネームを名乗らずじまいですが、
実はこれ、私自身が覚えてないだけなんです、元作での彼女の名前を。
改めて適当につけてもいいんだけど、
こういう風に聞きそびれてそれきりってのも面白いかな、と思いまして。
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駄法螺話にお付き合いありがとうございました~。
お後がよろしいようで。
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