ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

『沢田研二 愛をもとめて』

2010年08月02日 21時24分20秒 | ジュリー・・・思い出雑記あれやこれや
ジュリーの記事は一旦置くつもりだったんですが~キリがないから~
でも、すぐの再開。それというのも・・・

拙ブログにいらっしゃる皆様の中には、キーワード検索でお越しになる方もいらっしゃいます。
そしてその、ウチへたどり着いたキーワードでダントツに多いのが「沢田研二」だもので・・。

ジュリーってすごいわ~・・・

昨日も今日も、今日も明日も、「沢田研二」を捜し求める方がこげんおられるとなると
なんか新しい記事書かな申し訳ない気になるやないですか~!
とはいえ、わっちに書けるのは昔話ばかり・・・もうホコリかぶった御伽噺ですよ。
でも、最近のジュリーのことは現役じゅり風呂(ジュリーファンブログのことです)の
皆様がアツク詳しく微に至り細に至るまで語り合っておいでですので
わっちは隠居した村の長老、語り部と自称して昔話を語り継ごうと・・・
・・・とて、あちこちのじゅり風呂さんちにお邪魔してコメ欄カキコしてますが・・
・・・この際邪魔ばっかせんと自分ちで語るほうがよいですね。

というわけで、不定期ですし・・・本道は介護&創作小説の発表ですので、
サブ記事ではありますが・・・たまに挙げさせていただくことにします。
改めてカテゴリー作るかどうかは・・・様子見ます。

んで! 今回のタイトルを見て「おお・・・」と思われた方は
年季の入った長年のファンか、最近の方ならかなりジュリー学のお勉強をされた方!
これ、1974年前後にジュリーがやってたラジオ番組のタイトルです。


では、今回は「ニッポン放送 沢田研二 愛をもとめて」伝授!
(公式にジュリ風呂D様のお許しをいただきましたので、伝授、使います。
 D様、快諾おおきにでっせ~!)

これは1973年4月から、1975年半ば頃まで放送されました。
関西ではたしか毎日放送だったかな・・・深夜24時20分か25分か、
そのへんから10分間の放送時間ですが
毎週月曜日から金曜日まで、年末年始もなんのその、
ウイークディの毎日、放送されていました。
・・・ええ、毎日ですよ・・・毎日ジュリーの声が聞けたんですよ~。すごいでしょ~。

内容はというと、週に4回は詩の朗読、その詩にあわせた洋楽1曲とおしゃべり。
あとの1回はジュリー自身の近況やエピソード、思い出話などなど。
コンサートツアー中は提携地方局からの生放送もあり、
コンサートの様子を話してくれたり・・・。

詩は番組の構成担当者であり、ジュリー曰く「若き詩人(たしか当時32歳くらい)」の
藤 公之介(ふじこうのすけ)さんの作でした。
藤さんのおっしゃるのに
「ジュリーのこの濡れたような(話し)声を活かすものはないかと考えて思いついたのが
詩の朗読だった。」とのこと。
でも、当時はジュリーが書いていると思ったヒトも多くて、問い合わせが相次いだとか。
その後ルック社から全5集が出版され、後に「愛をもとめて 風の詩集」が続刊として出ています。
(全部持ってた。ただし過去形。)
今もたまにオークションで見かけますね。

↑アップのお顔は藤さんです。

具体的な番組構成は、まず番組テーマ曲が流れます。
アコギのじゃらん・・というイントロのあと、
ジュリーの「ルル~ルルル~・・・」というスキャットの歌が流れます。
ギター演奏は井上堯之さん。(ジュリーだと思ったヒト多数)
歌は[JULIE Ⅳ」というアルバム収録の「ラヴ・ソング」のスキャット版。
で、マエフリの短いコメントがあり(たまに詩の冒頭部分)
CMのあと詩の朗読、洋楽がかかってまたCM(たぶん)、
そしてジュリーのおしゃべりがあって「では、また」で終わり。

まあ、何しろ2年以上放送されてましたし、ファンなり立てで喜び勇んで聞いてたし、
だから今でも覚えてるんですね~。
ああ、ジュリーも若かったあ~、25~6歳?? おあ・・・


ひとつ、何故か印象深くて覚えている回を紹介しましょう。

その日の詩は前日の続きというか、後編みたいな感じでした。
前日の詩が、確か「母への電話」みたいなタイトルで
いきなり結婚することになったという報告をする男が語り手。
親同士の確認もなく、式の日取りも場所も全部「こっち」で決めてしまって
事後報告の電話をしているというシチュエーションでした。
そして、翌日の後編は「続・母への電話」

ものすごーく暗く落ち込んだ声で(マジでジュリー、どうしたの?と心配してしまった)
「あのひととの話ね・・・ダメになったんだよ。」という話をするのです。
で、ふたりとももう大人だからとか、どっちかが騙したとかそんなんじゃない等言って・・
近いうち帰る、親父ともしばらく会ってないし、大丈夫ゲンキだから・・・
などと話して電話を切るというストーリーです。

この回は詩と言うより一人芝居ですな。その後1曲流れ、
ジュリーのおしゃべりの段になって・・・開口一番
「ねー?! だから言ったんですよ~!!」と苦言を呈す。
主人公の男を非難するジュリーのご意見とお説教がつらつらと・・・(笑)
「こんなん、うまいこと行くわけがない!」ですと・・・。
その理由は・・・なんと語ったか忘れましたが・・・。

私はその時「だから・・て、昨日何ゆうてたっけ??」とコドモのアタマで考えてました。


詩の朗読でない日はいろいろでしたが、印象に残っているのはジュリーの昔話。
藤さんの提案で「僕の心の忘れ物」と題して子供の頃の話をしてくれました。

中学生の時、校内マラソンで洛北一周、たしか全校で4位に入り
ゴール後飲んだ生姜湯がうまかった・・・とか
高校時代空手部に入っていたので、胴着を記念にとってあったはずだから
"最近”(74年ごろ)実家に帰ったときにお母様に尋ねたら
「捨てちゃった」といわれて憤慨した・・・とか

まあ、覚えているのはそれくらいですがほのぼのっと聞いていました。

それから新しいアルバムが出たときは収録曲をかけてウラ話をしたり
コンサートツアーの前に、当時はバンド・スタッフと合宿をしていて、その話とか
ツアーが始まったら各地での様子をジュリー自らレポったり
10分間なのに中身は濃く、毎日楽しみにしていたものです。

とはいえ、コドモには深夜24時半は正直きつかった・・・!
もちろん親にはナイショです。ふとんかぶって寝たフリこいて
12時ごろホンマに寝てしもて気付いたら番組が終わってたなんて事も・・・!!!

タイマーかけて録音すりゃいいのに?

・・・当時はそんな簡単なことが大変な時代だったんですよ~・・・。
コメント
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