ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

ジャンフェス!!・・・ジャンガリアン☆フェスタ

2010年07月04日 11時28分54秒 | ジャンガリアン
ハムスター写真集 第2弾!! ギザカワユスをランダムに・・・

古い写真はデジカメが古いタイプなのでボケまくりですが、ぼかしってことで・・・。
今回もまた、かつていたお空の星たち。ハムスターなだけに。(うまくない・・・)


茶々とこどもたち。もちろんひっくり返っているのが茶々。

ノーマルじゅじゅと嫁はんのパール桜さん。

ノーマルがスター(すうちゃん)、ブルーサファイアは嫁はんのサファ(さっちゃん)

♂柊(ひぃくん)かな?

♀胡麻(ごまちー)?

これも♀胡麻ちー。

茶々と杏姉妹。たぶんでぶい方が茶々。
スパゲティ試食中。
このあと取り合いでケンカして、以来別々のケージ暮らしに・・・。
(杏のほうが喧嘩っ早い。茶々はおっとり型。)

ジャンガリアン・ハムスターはまれに2匹で暮らせますが
基本は単独行動で、一匹飼いです。
きょうだいならある程度までは一緒にいられます。
つまり、いる数だけケージが必要・・・。
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創作小説 SUNSET CHAPTER 3  PART.4

2010年07月04日 11時23分52秒 | 創作小品
30分ほどして、店長が戻ってきた。アタシはこわごわ顔色を窺って…安心した。よかった、いつもの店長に戻っているみたいだ。
「悪かったな。店番…。別になにもない?」
「あ、はい。ダイジョブです。」
さっきいたお客さんの一組が帰ったくらいだ。そして今もう一組が立ち上がった。
 清司君がレジに行ったので、アタシはカップを下げに行き、トレーに載せてカウンターに戻った。空のカップをカウンター越しに店長に手渡す時、アタシはかすかなタバコの匂いに気がついた。…ああ、なんだ、店長タバコ吸いに行ってたんだ…。
 店内はキホン禁煙。どうしてもという人は一番奥の空気清浄機の脇の席に行って貰う。だから店全体はタバコの匂いは全然しない。店長はヘビースモーカーでは決してなく、たまにちょっと吸うくらいらしいけど、ああいうのはクセのもので、どうしても吸いたくなる時があるものらしい。彼も御多分に漏れず、たまにミンツでは代用できない時があるみたいで、特に閉店時間に近いころは空気清浄機か換気扇に向かって紫煙を吐いていることがある。まあ、アタシもほとんど見たことはないけれど。
でも、この時間ていうのは珍しいな。あ、もしかして余程緊張してたんだろうか? それならわからなくはないけど…気が緩んだので一服したくなったんだろうな。て、考えると案外店長も可愛いとこあるじゃん!! ふふっ…なんてね。


 「ええええーーーっ!!! マジで?マジで? ううわああーーー! 俺も来ればよかったあーーー!!」
俺はハナシをきいて仰天し、思わずそう叫んでしまった! 小城みゆ希がここへ来ただとおーー?? なんちゅう羨ましい…俺も会いたかったよ~!
「田口センセイ、みっともないから止めてください…。」
菊川君にそういわれても、俺のテンションは下がらない。店と菊川君アテに彼女が書いてくれたというサイン色紙をなめるように眺めながら、俺は羨ましすぎて悶死しそうだった。
「お前ってそんなミーハーだったっけ…? 二次元キャラだけかと思ってた。」
カズにそう突っ込まれてもめげるもんか!
「美人――性格美人含むと可愛い子は二次元リアル全部ひっくるめて好きだ。それが男の本音ってもんでないの?」
「ま………そうかもしれないが…。」
「田口センセイがいたらきっと番組めちゃめちゃでしたね。ハナシ聞いただけでこんなに舞い上がってしまうんじゃ、実物目の前にしてぶっつけ生本番なんてテロ活動でしたね…。よかった…センセイが来てなくて…。」
「ひどいな~。いくらなんでも、俺もオトナだよ? それくらい節度ある行動で対処しますよ。」
「信用できません~。」
ひどい言われようだ…。
 今、も少しで夜の8時。研究会議が長引いて中々帰れなくてこの時間になってしまった。昼から何も食ってないので、ここで晩飯食おうと思ってきたら思いがけない自慢話を菊川君にされて、羨ましいことこの上ない状態。確かに俺は小城みゆ希は特にファンてこともないが、リアルで会えるとなると話は別。その瞬間から永遠のファンだ。まったく、惜しいことをした…。こんなチャンス、二度となさそうだよな~。
 菊川君も口では偉そうに言ってるが、にわかファンになってたのは確か。色紙を大事そうに抱えて「明日自慢しまくるんだ~」とルンルンしながら帰っていった。て、そっちかよ!案外見栄っ張り! 子どもだね、まだ。…え? 俺も同等? ………。
 でも、カズはちょっと神妙だな。菊川君によるとカズはにわかではなく、前々から小城みゆ希には興味をもっていたらしい。本人はファンといった覚えはないと言うが、気にしていたのは確かなはず。いくらテレビとか苦手だ…世間に注目されるようなところに出たくないとは言っても、あまり説得力はない。しみじみ思い返して噛みしめているようでもないし…。
 「カズ、どしたんだ? なんか…なんていうか、元気ないな。」
俺は思い切ってた尋ねてみた。が、本人は
「別に…。まあ、ちょっと気疲れしたんだろうな。いきなり予想外のことが起こって。」
「そりゃそうか…。」
そういわれるとそうとしか言いようがないけど。
 ほどなく客が引き上げたので、カズは表の札を『CLOSED』にひっくり返し、隣の駐車場もチェーンを掛けるために外へ出て行った。その時清司君が俺にそっと耳打ちした。
「テツさんは井上さんの昔の友人とかのこと知ってるんですか?」
「昔って…いつごろ?」
「それは…わかんないんですけど…。その、小城さんはもしかしたら井上さんと知り合いだったんじゃないかって…。」
「ほんとお?!」
これは初耳だ! 俺はカズとは知り合って8年ほどだから、それ以前のダチのことは良く知らないし、別に知る必要もないことだが、有名人が知り合いだったとは全く聞いたことがない。それも美人アナときたら…。
 俺ならゼッタイ自慢の種にしている!!
 イヤまあ、それは置いとくとして。
「マジで?」
「いえ! だから僕が聞いてるんですけど…。なんか今日小城さんが来られた時の様子が…井上さんだけじゃなく小城さんもなんとなくおかしかったような感じでしたから…。その…思いがけない人にばったり会ってしまった、みたいな…。」
「へえーーー!!!」
「イヤ、だから僕の思い違いかもしれませんけど! 小城さんも否定してたし…。あれ、否定してたっけ? あ、あ、だから、その…!」
「こりゃぜひ追及しなくちゃ! ゼッタイ白状させてやる!!!」
「そ、そんなそれは…止めてください、僕が勝手にそう思っただけなんですから!」
 清司君はあわてて俺を止めようとしたが、聞くもんか。こんな面白いネタはそうあったもんじゃない。カズが言いたくなさそうだって? イヤイヤ、大丈夫。俺はアイツのことは良くわかってるつもりだよ。ちょっとは怒るかもしれないが、激怒はしないはず。
「テツさん…!」
「大丈夫だって。任せなさい。」
「…テツさんて、井上さんと逆なんだ…。」
「事情を聞きたがらないカズと、かね?…そのとおり!」
俺はキホンアクティブフェーズの使い手なのだ。
 だもんで戻ってきたカズにいきなり直球を投げてやった。
「お前、小城みゆ希と知り合いなんだってな!」
「ああ?!」
カズはさすがに面食らってフリーズしてしまった。俺はもう勝手に決め付けてはったりをかます。
「なんで、教えてくれないんだよ~! 昔のダチだって? イヤイヤ、もしかしたら付き合ってたなんてことも…昔の恋人かなんかだったりして。そうか! だからなんかおかしかったっていうんだな? 別れた恋人と思いがけずこんな形で再会したらそりゃ気まずいもんなあ…。」
「…だとしたら、それをそういう言い方でまくし立てるお前はデリカシーゼロ男だな。」
カズはジト目で俺を見た。まあ…そうかもしれません。
 しかるにカズは別に怒るでもなく、さりとて認めもしない。淡々とカウンター内に戻って冷蔵庫をあけて中を探っている。
 言い忘れたがここでの晩飯は閉店後。さすが調理師免許は伊達じゃなく、ほんの20分~30分ほどで3~4品くらいのバランス栄養食を作り上げてしまうカズは、イヤまったくたいしたものだといつも感心する。
 で、その調理の手も止めずに俺に向かって
「でもなんでいきなりそういう話になってんだ?」
と尋ねた。痛いトコをつかれたという感じではないみたいだ。
「あ~、それはこの清司君がね?」
と、俺は清司君を振り返る。彼は俺に言うんじゃなかったというような後悔がありありと浮かんだ顔でため息をついた。そしてカズのほうに向いた。
「すみません…もともとは僕がそう思ったんです。それで、テツさんなら知ってるかなと思ったものですから…。余計なこと詮索してすみません…。」
「邪推だな。下司のカングリとも言う。」
「すみません……。」
カズの表情はかわらない。とすると、やっぱり違うのかな?
 更に、清司君がちょっと申し訳なさそうにうちあけた。
「実は…小城さんが最初に井上さんを見たときに『井上君?』と小声で言ったのを僕、聞いてしまったんです…。」
「ええっ!! マジで!? ええ…?」
本当にそうなのか?
 イヤ、実のことろ俺はからかってやろうと思っただけだ。まさかそんなことはないだろうと…清司君の感想に乗っただけのつもりだったのだけれど、マジとなるとちょっと突っ込み所が…。
 清司君はおどおどと続けて言う。
「それで…悪いかなとは思ったんですが、小城さんを追って聞いてみたんです。でも…小城さんには何も言ってないって言われて…。思い違いだって。で、突然のインタビューのお詫びと、それからちゃんと応対してくれありがとうって…嬉しかったって伝えてって…おっしゃってました。」
「………。」
「カズ…?」
 カズはため息をついて手を止めると、棚の端のほうからホンモノのタバコを一本つまみ出した。そしてガスコンロをつけてその火でタバコに火をつけた。換気扇を回してその傍へ立ち、煙が俺たちに行かないように気を配りながら煙を吐いた。

・・・TO BE CONCLUDED.
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