まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.2139 東播磨の旅2024年夏編(2)・・・高砂市で文化財巡り

2024-09-18 06:52:14 | 文化財
よろしくお願いします。














兵庫での走りの記録は今回が2回目ですが、まだ走り始めて最初の町である高砂市にいています、前回はこの町で三角点巡りの記録をお送りしましたが今回は文化財巡りです。まずは町のメインストリートとなる道、モダンな造りの建物がいくつか建ち並んでいる、扉の上に高砂商工会議所の文字が掲げられた建物、いかにも明治、大正の雰囲気を漂わせていて周囲に溶け込んでいる。更に南に少し進んだ所にも登録有形文化財の建物があり、町の中心部と言ってもこの辺りは時代が止まっているような感じ。この通りの隣の筋、古い商店街を抜けた所には旧国鉄高砂駅がありその南側は大きな工場群、市の玄関口の駅があった所だが町はほどほどにして発展を止めてしまったかのよう、だからこそ時代を感じる風景を残すことができているのだろう。




















三角点巡りを終えて山陽高砂駅前から加古川沿いの道へと出て橋を渡ってさあ先へ、と思ったがまだ巡ってないエリアがあったのでそちらの方へと向かうことに。高砂神社がある辺りはさっき通ったメインストリートから1本横に入った所だが、こちらは町の人の暮らしがうかがえる感じ、町並の中に入ると早速登録有形文化財の町家が旅人を出迎えてくれます。駐車場前には観光案内の看板が立っていて、狭いエリアでも見所はたくさん、一手に集中しているので自転車でもほんの数分で巡りは終わってしまう。高砂神社を通り抜けると赤レンガの倉庫、これもまた時代を感じる建物だがここまで市内をいろいろな見所を巡ってきてどこもむやみやたらに観光に走ってないのが好感が持てる。周辺は明石、加古川、姫路とアクの強い町が囲んでいて新幹線にもJR線にも見放された町、それでも高砂市はこの先も知る人ぞ知る観光地として生き残っていくことでしょう。















さて、走りの方は加古川を越えて加古川市へ、更に国道250号線を進んで行くと明石市、しかしこうも暑いとやはり涼が欲しくなるもの、と言うことで海を見に行くことに。山陽電鉄東二見駅の先の交差点を入って進んで行くと海へとたどり着いた、暑い暑い・・・とは言っても波の音が聞こえてくると気持ちも落ち着いてくる、と思ったら本当に涼しく感じられるようになってきた。海のない県に住んでいるからかも知れないが、ここで感じられる涼しさは本物だ、うらやましい~、と言うことでしばらくは右手側に海を見ながら走ることに。この道は以前万葉歌碑巡りやその他で何度か走ったことがある道、写真にある酒造会社や沿道にある寺院神社も、もちろん海の風景も覚えのある所です。海からの涼しい風を感じながらしばし暑さを忘れての走り、やがて明石市の中心地へと差し掛かります、さて、最終目的地はどこにしようか、せめて目の前に薄っすらと見えている明石海峡大橋はくぐりたいところだが・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2138 風の森を越えて五條へ

2024-09-16 17:54:55 | ふうけい
よろしくお願いします。



【1】

【2】











【3】

【4】

今回はチョイ奈良と言うにはちょっとレベルが過ぎてしまいます、五條市へと向けて走った記録をお送りしていきます。走ったのは夏の甲子園が始まって初めての週末、と言うことでここまでの3日間は朝夕2部制だった甲子園も今日から1日4試合です。余談になりますがこの朝夕2部制開催、その一番最初の試合となったのが智辯学園でしたが、夕刻の涼しくなった中での試合は良かったが、朝に開会式に出て一度帰って夕方からの試合と言うことでコンディション造りは結構大変だったとのことでした。クーリングタイム、2部制、更には7イニング制やドーム開催と大人の方々は選手のことをいろいろと考えているみたいですが、選手たちはそれでも暑い甲子園でやりたいと言うのが本音なんですよね、その気持ちを汲んであげるよう期待したいのですが・・・、まあここまでは押しつけのイメージが上回ってますからねえ。

[この花何て名前・・・のコーナー]
【1】白ゴーヤ   【2】オオアレチノギク   【3】スモークツリー   【4】ガイラルディア、エノコログサ










さて、本題の走りの方は御所市の中心部を過ぎて風の森へとたどり着きました、実は今回の走りの一番の目的が三角点巡りですがその記録についてはまた後日と言うことにしておきます。風の森、もう毎年恒例のように訪れている所です、国道24号線の風の森バス停・・・ちなみにここが国道24号線の標高最高地点・・・横の交差点から更に上って行くと緑一面の風景、その中に風の森と彫られた碑があるがそれ以外には何もない。名前に森はあっても風景に森はない、なぜそんな場所に心を惹かれてしまうのかは分からないけど、理由も何もなくやっぱり今年もこの場所へと来てしまいました、まあ強いて言えばここに三角点があったからなのですが・・・。






















ジャジャジャジャーン~♪と日曜の夜にやってる番組のBGMが流れたと思って写真1枚目、ナニコレな階段を見つけてしまいました、まあ番組では即ボツでしょう。国道24号線を進むと五條市の中心部へと差し掛かる、おお~、地元の応援も熱い智辯学園、次の相手はセンバツ優勝校、今年の戦力からするともはやここまでか、って感じでしょうか。JR大和二見駅前を通り過ぎて昨年初めて訪れたハスの寺院へとやって来ました、昨年はこの日よりも遅い時期の来訪でもハスは十分見られたので、まあ今年も大丈夫だろうと期待していったのですが、う~ん、昨年と比べると期待したほどでは・・・、暑さは昨年とあまり変わらないのに、花の咲き具合は気まぐれと言ったところでしょうか、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.2137 旅の駅、自分的百選(6)

2024-09-13 02:03:11 | 鉄道
よろしくお願いします。
















【林野駅】
旅の駅シリーズ、久しぶりのお送りとなります、今回はローカル線の雰囲気が漂うJRの駅を取り上げてみました。まずは姫新線林野駅、訪れたのは2019年の大晦日、姫路からディーゼルカーを乗り継いで下り立った駅はホーム1面だけ、昔は島式のホームだったとのことで駅舎はちょっと離れた所にある。寂しい雰囲気のホームに駅舎だがそれでもこの駅は美作市の中心駅と言うことで、JTBの時刻表にも◎の印が付いている。この日は駅前で相棒君を立ち上げて同和鉱業片上鉄道廃線跡を巡りました、中国山地エリアの中にあってここに来るのもこれっきりだと思ったらその3年後、津山市を走った時はこの駅が最終目的地となり再びの来訪となりました。
















【一身田駅】
紀勢本線にある一身田駅、亀山~津間にありこの辺りを走った時には毎度立ち寄るのですが、写真は2015年に紀勢線、参宮線を各駅巡りした時のもの、この時が初めての来訪となりました。朝早い時間での来訪、ホームに停車していたのは昔ながらの重厚長大さを感じるディーゼルカー、紀勢線では最近は軽い感じのディーゼルカーが短編成で走っているのしか見たことがなかったので、こんなのまだ走ってたんだ~と懐かしい気持ちになりました。周辺には学校が多くあり、この時は朝ラッシュ時で夏休みと言っても高校生が多く下り立っていました、列車は上下線に停まっていたが両方とも学生さんで満員のよう、ラッシュ時にはまだまだこの型の車両が力を発揮すると言ったところか、今はどうなんだろう・・・?
















【隅田駅】
和歌山線で奈良県から和歌山県に入って最初の駅が隅田駅、国道24号線では峠を越えて坂を一気に下った所にあります。この辺りを走った時にはよく立ち寄る駅で、駅舎やホームには地元の学生さんが描いたイラストで彩られていてなかなか見所のある駅で・・・した、ってなぜ過去形?今回この駅を取り上げることとしてwikiで調べてみたところ、この駅舎が撤去されて小さなカプセルみたいな駅舎に変わっていた。JRも地元の学生さんの頑張りをいとも簡単に無駄にしてしまって血も涙もないんやなあ~、と思ってしまったが、旧駅舎撤去の理由が老朽化だからこれも時代の流れなのか。ただ新しい駅舎はいかにも無味乾燥と言った感じ、古いものを否定していく考えは寂しすぎます、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.2136 滋賀の旅5月編(3)・・・三角点巡り、後編

2024-09-10 08:16:32 | みち
よろしくお願いします。




【水保 標高=86.04 m 四等三角点】


【立田 標高=87.16 m 四等三角点】


【笠原 標高=89.76 m 四等三角点】



【比江 標高=97.3 m 三等三角点】

滋賀の旅もまだ5月編、急いで行ってみることとしましょう、前回から引き続き守山市を巡っています。まず巡ったのはマップ上では国道477号線付近に印がある三角点、この辺りには印がいくつか点在しているが限られた時間の中では全部を巡ることはできず、予定を組んだルートに沿ってある場所を巡って行くことにします・・・と意気込んだのは良いものの、この辺りでは標石を見つけることはできず、前編ではいい調子で巡れた分そのツケがここで回って来たかのようです。次の目的地はJR東海道本線を越えた野洲駅近くにある神社、ここに水準点があるので行ってみることとしよう、三角点と違って水準点は見つけやすいのでちょっと期待が持てそうです。







【207-1 標高=99.4739 m 一等水準点】





【三上 標高=102.35 m 四等三角点】



【8-557 標高=105.6416 m 一等水準点】

野洲市に入ってJRの踏切を渡ってたどり着いたのは、手前に新幹線の高架と近江富士が見える所にある神社。その手前にある交差点、横切っている道はいつも走っている中山道、地図でその名称が記されてないので実際にやって来て、ああ~、ここなんや~と分かった次第、よく走っている所もアプローチの仕方が変わると全く違った風景に見えてしまう。その神社では簡単に水準点を見つけることができた、これで流れが変わったかのように、新幹線の高架を越えた先の近江富士が大きく見える所・・・だから地点名が三上なのか・・・では4つの石に囲まれて標石が立つ三角点、その次の国道8号線近江富士の登山口でも歩道に埋まった水準点のピンを見つけることができた。野洲市での巡りは何とも順調に終わり、御上神社前のコンビニで例の如く遅い昼食休憩をとり、この後は栗東市へと入って行きます。




【1-468 標高=108.775 m 一等水準点】





【1927 標高=101.396 m 二等水準点】


【治田 標高=103.37 m 四等三角点】




【1-471 標高=100.8251 m 一等水準点】




【209-1 標高=97.0486 m 一等水準点】

栗東市に入って国道1号線の歩道上に印があったがここでは水準点のピンは見つけられず、次の国道1号線からちょっと外れた所にある小さな神社では古い感じの標石の水準点を見つけることができた。巡りももう最終盤、この先では国道8号と国道1号が合流する所があるがそこは危なそうなので旧東海道へと入り、この日最後の目的地となる所へ。草津市に入り町の中心部へ、駅前の商店街は以前はアーケードがあった所だが今はそれが外されている。草津川跡の橋をくぐった所が旧東海道と旧中山道が合流する地点でそこには大きな古い道標が立っている、目的の水準点は道路元標の横にあってすぐに見つけることができた。草津市~守山市~野洲市~栗東市~最後に草津市と進んできた今回の三角点巡りはこれにて終了、ただ近辺には巡りを後回しにしている所も多く、まだまだこの先もこのエリアを訪れることになりそうです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2135 福井の旅(10)・・・宿場町から山越えへ

2024-09-08 22:13:37 | 旅行記
よろしくお願いします。















福井の旅も終盤戦、最終目的地の敦賀に向けて迫る山越え、その前に北国街道にある今庄宿を巡って行きます。町並は重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて旧街道の雰囲気を色濃く感じることができる、当然事前チェックしておいた登録有形文化財の建物もいくつかあって、それらはすぐに見つけることができた。北陸新幹線が開通して意気上がる福井だが、今日武生から走って来た所はJRから切り離された印象も、ハピライン今庄駅も国鉄時代を感じる長いホームを残しているが、実際に使用している部分は短くてホームの半分以上はほったらかしにされているようだった。きれいになった駅舎は宿場町への玄関口、新幹線の恩恵を受けていない所でも観光客はたくさん訪れていました。













本陣前を過ぎると宿場町も残り半分、古い町並ではよく見かける酒造蔵がここにも。自分(一人称)はお酒は全く飲めないし飲まないが、酒蔵や酒樽はなぜか気になってしまう、まあこれは余談ですが、各地で酒蔵や酒樽を見てその銘柄の由来や由縁を予測するのもまた楽しい暇つぶしになります。更に余談ですが、走っていて暇な時に車のナンバーを見て、その数字が割り切れるか素数かを考えることも、まあ安全には気をつけながらもあれこれ考えてしまうわけなのですが・・・。旧街道宿場町巡りも終わり、駅前の跨線橋を渡って再び国道へ、おにぎりの365の数字を見ると柴田勝家の無念が思い出される。賤ヶ岳で敗れてこの道をもう終わりだと言う気持ちで帰ったのだろう、その悲劇となった場所が昨日訪れた北庄城跡、そこから歴史が動くことになったわけだが。





















敦賀までの道は前に走ったことがあるがもう13年も前のこと、今回走ってみてその記憶が甦るかな~、とも考えたがほとんど何も思い出せない。ただ憶えていたのはその時もGWの頃だったが、山深い所は雪が残っていてやっぱり北陸は寒いんやな~、近畿とは違うな~、と思ったくらい、そして国道の分岐点では国道365号線は積雪で通行止めになっていた。その分岐点までは延々と緩やかな上りが続くばかり、風景的にも何も見所がなくここは山の緑の鮮やかさで写真のネタを拾って行く。地図を見るとこの下には北陸本線・・・じゃない、ハピラインの北陸トンネルが通っている、そう言えば北陸新幹線はどこへ行ってしまったんだ???分岐点を過ぎると間もなく木の芽峠トンネル、ここを越えると後はもう下りが延々と続いて敦賀へ、ここまで10回費やしてきた福井の旅の記録、いよいよ次回が最終回です、長かったなあ・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち