まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.512 各駅巡り・名鉄津島線(1)あま市

2016-06-21 11:18:24 | 鉄道
おはようございます。





愛知の旅は名古屋市内登録有形文化財巡りから清須市美濃路を走って名鉄須ヶ口駅へとたどり着きました。ここからは今回の旅の目的のひとつ、名鉄津島線各駅巡りで津島市を目指して行くこととします。予定ではその先は名鉄尾西線各駅巡りで一宮市へ、更に北へ向けて岐阜市、大垣市と行きたいところですが、あくまでも予定は未定、さて、どこまで行くことができるでしょうか、とりあえず須ヶ口駅から西へ伸びる県道を走って行くこととしましょう。






県道は緩やかなカーブを通り過ぎて橋を渡った所であま市へと入る、あま市なあ・・・そんな市あったんか?と言うことで調べてみた。2010年に周辺の町が合併してできたとのことでなるほど新しい市なんだ、あまとは旧郡名の「海部」のことだがこれはご当地の人以外は読めないわ、でも「ama」と入力するときちんと変換できる。wikiで見てみると出身の有名人には戦国武将福島正則、大河の主役にもなった前田利家正室まつ、『まちぶせ』の石川ひとみ、作家の堀田あけみ、これ懐かしい名前だわ、今や狂った奥さん役させればNo.1の富田靖子のデビュー映画『アイコ十六歳』の作者ですよ。そんなこんなで先へと進んでまず線内最初の駅、甚目寺駅へとたどり着く、ホームを見る限りはどこのでもある普通の私鉄の一駅と言う感じだが特急も停車するとのこと、実質的にはあま市の中心駅となっているらしい。wikiで見たところではホームの北側には留置線があり、昔は名鉄線から国鉄(当時)へと入って富山まで走っていた特急『北アルプス』がここで給油を行っていたとのこと、そう言えばそんな写真を昔の鉄道雑誌で見た記憶がある、特急『北アルプス』って何か異様な存在の列車って感じだったなあ。駅の北側はロータリー、ショッピングセンターもあって人も結構多く賑やかな感じ、そして駅の南側を少し進んだ所には駅名と同じ、甚目寺と言う寺院がある、せっかくなので行ってみることとしましょう。










周辺は民家が建ち並ぶごく普通の町中に、市民の憩いの場所と言う感じでそのお寺はあった。なかなか立派な鐘楼、三重塔は重要文化財、南側には威圧感のある山門、この日は週末の昼間と言うことで家族連れや若い人たちも参拝と言うよりは暇つぶしと言う感じで境内を散策していた。山門を出た所は県道の交差点となっていて車があちらこちらと言う感じで行き交っている、その山門の手前には写真5~7枚目にある2基の石の道標が立っている。見た感じが古くてその面にある文字も歴史を感じるもの、この山門前を東西に通る道が津島街道なのか?その辺りははっきりわからないし街道巡りまでの余裕はなかったので、ここは線路に一番近い近い道を選んで先へと進んで行くことにする。







そんなわけで名鉄津島線に沿って走っているわけですが、この辺りは特に何がどうって書くようなことがない風景、となるとさっきの山門前の道を行っておけば良かったなあと思ってしまう。線路沿いの道は高速の下で途切れてしまうので、そこから北側にある交差点から西へ続く道へと入るがその道も川が流れる所で途切れてしまう。左へと折れて線路に近い道へと出る、後で確認したところではこの道がさっきの山門から続いてきているので、どうやらここが津島街道に当たる道らしい。そこからすぐに次の七宝駅にたどり着く、駅名から察するに七宝焼きの七宝なのかなと思ったらその通りみたいだが「七宝という地名は江戸末期より七宝焼による工芸品の製造が盛んであったことにちなんでつけられた」(wikiより、困った時は何でもwiki頼りやな~)とのことらしい。駅は少し入り組んだ所にあって、ここも見るからに何の特徴もなさそうな駅舎、名前の知られた駅の割にはひっそりとした町並の中にある駅は普通電車しか停まらない、少々寂しい存在の駅であった。
さて、この駅で何か見所は、と思って駅前の看板を見ていると、この地方が前田利家正室のまつ=芳春院の生誕の地であるらしい。その場所は駅から少し南に行った所にあるらしいとのことでちょっと寄り道、ネタ探しになるかなと思って走ってみることに・・・と思って来たのだが、その場所は松の生家となる寺院を中心とした民家が建ち並ぶ小さな集落で、その入口には上の写真にあるように、ここがその場所だと言うことを示す看板とささやかな感じで掲げられた旗があるくらい。狭い通りを縫うように進んで集落の中を突っ切って行ったが特に写真のネタになるようなものはなかった、少し無駄な時間をとってしまったかなと言う気がしたがまあ勉強になったなあ、と言うことで先へ進んで行くこととしましょう。






名鉄津島線を北に沿うようにある道を次の駅へと向かっているわけですが、写真3枚目にあるようにこの道が津島街道、鉄道はその街道に沿って作られたと言うことか。ここまで走ってきた感じでは特に旧街道の雰囲気を感じる町並もなく、普通に民家と商店が建ち並ぶだけの特筆することもない所、その辺りはいつかどこかで旧街道の雰囲気が漂う町並になるだろうことと期待して、今は次の駅へ向かうことに。そうしてたどり着いたのが木田駅、周辺は商店や病院などが密集していて結構人の賑わいのある所、JTB時刻表ではこの駅が◎になっているので、ここがあま市の中心駅と言うことになっているようだ。津島線には平日夕方に4本特急が走っていてこの駅も甚目寺と合わせて特急停車駅となっている、新参のあま市に特急停車駅が二つとは何ともぜいたくなこと、と言うかこの線区に特急が走っているのが何か意外。準急に急行も走っているから幹線とも思えるが、ここまで走ってきた感じでは都会の近郊を走っているローカル線と言った感じ、さて、名鉄津島線にはこの先はどのような風景が待ち受けているのか、それは次回でのお伝えと言うことにして、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。        まちみち

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