おはようございます。
各駅巡り神戸電鉄粟生線編、神戸市の北部を走っているのですが、ここまで続いていたニュータウン風のちょっと退屈な風景もようやく途切れて、目の前には山が近づいてきました。まずは木幡駅、町中から離れた所に立派な駅舎と広い構内を持て余した感じのひっそりとした駅、ここからは今まで走って来た県道22号線が線路から外れて行くので、そちらから外れて山の裾を通る細い道へと入って行く。道は緩やかな上りとなって、写真3枚目、田んぼの向こうに電車の車庫が見える場所へとたどり着く。
三木市の中心地を出た辺りからここまでは駅と電車の写真しか撮ってなかったから、写真1枚目~3枚目は久しぶりにそれ以外の風景の写真である、と言っても本当に何気ない、あえてこれを撮って間を持たせておこう、と言った感じのものばかりである。田園風景の中を縫うように進んで行くとやがて次の木津駅へとたどり着く、駅はのどかな風景の中に突然異様な感じで現れるが、それもそのはずで、線路を挟んだ向こう側は宅地造成地でこの駅はその玄関口となっているみたいだ。そちら方面に行くには山の方の道を大きく曲がりこんで行かなければならないので、ここは駅前から相棒を担いで階段を上り駅の橋上からニュータウン方面へと進んで行く。さっきまではのどかな田園風景の中を走っていたのが、ここからはまるで違う世界に放り込まれたような感じの風景。近くには山陽自動車道が通っていて車が頻繁に行き来しているが、こちら側の高速に沿う下道も神戸へ向かう道となっているので車の往来は激しい。宅地造成中の中の新しい道を走って行くと神戸西インター南交差点、真っ直ぐ行くと神戸市内へとたどり着けるが、ここは粟生線の次の駅へと向かうために左へと曲がり上り坂へと進んで行く。
先に地図で確認したところでは、次の駅に行くにはこの道しかないわけだが、これがまたとてつもない長い上り坂、結構急な所もあり、途中には看板が出ていて工事中で片道一方通行になる区間もあるらしい。走りも最後の方に差し掛かってきてのこの上りは結構きつい、未知の区間なので時間内に目指すべく最終目的地、鈴蘭台駅にたどり着けるかも不安になってきた。一瞬、さっきの交差点で神戸方面へ走っていても良かったかな・・・と思ったが、せっかくここまで来たんだからやっぱり最後まで行きたい、今はその一心で次の駅へと相棒を走らせる。
道は峠を越えてやっと下りになり、一方通行区間も無難に通過、やがて山あいの小さな集落が現れ、久しぶりに神戸電鉄の線路が見えてきた。この辺りでは写真1枚目にあるように、もう日が山に沈む頃に差し掛かってきている、そしてやっとの思いでたどり着いた感じの藍那駅、ひっそりとした山あいにあるいかにもローカル線情緒の漂う駅だが、ちょうど通りかかった電車は派手なラッピングの新型車両みたいで、その雰囲気も一気に覚まされてしまう感じである。
この先はしばらく線路沿いに走って高速の下をくぐるとまたきつい上り坂になるが、さっきの山の中の風景からは一変して、付近はニュータウンの風景へと変わってくる、どうやらこの辺りから鈴蘭台ニュータウンへと入って来たようだ。住宅地が建ち並び人も多く見かけるようになってきた、その住宅地の入り組んだ中を進んで行ってまずは西鈴蘭台駅、駅前は商業施設も多く賑やかな雰囲気で、ひとつ手前の藍那駅周辺の雰囲気とはまるで大違いだ。
駅を跨ぐように架かる橋を過ぎるとさっき走って来た道がT字になって交わる藍那口交差点、ここから北へと坂道を上って行くが途中で地図を確認すると、このまま行くと鈴蘭台から離れて行ってしまう、そんなわけでUターンしてさっきの橋から線路の南側を通る道へと入って行く。次の鈴蘭台西口駅も道と住宅地が入り組んだ所にあり、この道のどこかから入らなければならないのだが、どうもその道がどこなのかが分からない。そのまま進んで行くと鈴蘭台駅へと向かう標識を見つけたのでそちらへと進んで行く、と言うことで駅を探しているとニュータウンの中で迷子になってしまって時間も消費しそうなので鈴蘭台西口駅は今回はパスとなってしまった。標識通り進んで行く道は上り下りの繰り返し、やがて長い下り坂の向こうに電車が停まっている風景が見えてきた、そのまま真っ直ぐ下って行くと、いともあっけない感じで最終目的地鈴蘭台駅へとたどり着いた。人が多くて賑やかな駅前だがバスの停車する場所が工事中で狭くなっていて、落ち着いて相棒の折りたたみができない。それでも何とか折りたたみをしていると耳の傍で
「ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ」
とけたたましい笛の音、バスを誘導する警備員が鳴らしていたのだが、その音が頭の中でガンガン鳴り響いて吐き気がしてきた。とりあえずしばらく手を止めてボーっとしていた、ありがたいことに新開地行の電車は頻繁に走っている。
何とか相棒を折りたたんで、少しふらつきながらホームへと上る、もう今日1日見慣れた電車だがこれが最後だと思うと感慨深くもなってくる。そんなわけで兵庫のローカル線を巡る旅もこれにて終了、さて、この先粟生線の運命はどうなってしまうのか、やっぱり残してほしいものだが余所者の自分(一人称)が言うよりも、地元の人たちの言葉の方が重みを増してくることだろう、今はその成り行きを見守っていくしかないと言ったところか、今回は是にて終了としておきます。 まちみち
各駅巡り神戸電鉄粟生線編、神戸市の北部を走っているのですが、ここまで続いていたニュータウン風のちょっと退屈な風景もようやく途切れて、目の前には山が近づいてきました。まずは木幡駅、町中から離れた所に立派な駅舎と広い構内を持て余した感じのひっそりとした駅、ここからは今まで走って来た県道22号線が線路から外れて行くので、そちらから外れて山の裾を通る細い道へと入って行く。道は緩やかな上りとなって、写真3枚目、田んぼの向こうに電車の車庫が見える場所へとたどり着く。
三木市の中心地を出た辺りからここまでは駅と電車の写真しか撮ってなかったから、写真1枚目~3枚目は久しぶりにそれ以外の風景の写真である、と言っても本当に何気ない、あえてこれを撮って間を持たせておこう、と言った感じのものばかりである。田園風景の中を縫うように進んで行くとやがて次の木津駅へとたどり着く、駅はのどかな風景の中に突然異様な感じで現れるが、それもそのはずで、線路を挟んだ向こう側は宅地造成地でこの駅はその玄関口となっているみたいだ。そちら方面に行くには山の方の道を大きく曲がりこんで行かなければならないので、ここは駅前から相棒を担いで階段を上り駅の橋上からニュータウン方面へと進んで行く。さっきまではのどかな田園風景の中を走っていたのが、ここからはまるで違う世界に放り込まれたような感じの風景。近くには山陽自動車道が通っていて車が頻繁に行き来しているが、こちら側の高速に沿う下道も神戸へ向かう道となっているので車の往来は激しい。宅地造成中の中の新しい道を走って行くと神戸西インター南交差点、真っ直ぐ行くと神戸市内へとたどり着けるが、ここは粟生線の次の駅へと向かうために左へと曲がり上り坂へと進んで行く。
先に地図で確認したところでは、次の駅に行くにはこの道しかないわけだが、これがまたとてつもない長い上り坂、結構急な所もあり、途中には看板が出ていて工事中で片道一方通行になる区間もあるらしい。走りも最後の方に差し掛かってきてのこの上りは結構きつい、未知の区間なので時間内に目指すべく最終目的地、鈴蘭台駅にたどり着けるかも不安になってきた。一瞬、さっきの交差点で神戸方面へ走っていても良かったかな・・・と思ったが、せっかくここまで来たんだからやっぱり最後まで行きたい、今はその一心で次の駅へと相棒を走らせる。
道は峠を越えてやっと下りになり、一方通行区間も無難に通過、やがて山あいの小さな集落が現れ、久しぶりに神戸電鉄の線路が見えてきた。この辺りでは写真1枚目にあるように、もう日が山に沈む頃に差し掛かってきている、そしてやっとの思いでたどり着いた感じの藍那駅、ひっそりとした山あいにあるいかにもローカル線情緒の漂う駅だが、ちょうど通りかかった電車は派手なラッピングの新型車両みたいで、その雰囲気も一気に覚まされてしまう感じである。
この先はしばらく線路沿いに走って高速の下をくぐるとまたきつい上り坂になるが、さっきの山の中の風景からは一変して、付近はニュータウンの風景へと変わってくる、どうやらこの辺りから鈴蘭台ニュータウンへと入って来たようだ。住宅地が建ち並び人も多く見かけるようになってきた、その住宅地の入り組んだ中を進んで行ってまずは西鈴蘭台駅、駅前は商業施設も多く賑やかな雰囲気で、ひとつ手前の藍那駅周辺の雰囲気とはまるで大違いだ。
駅を跨ぐように架かる橋を過ぎるとさっき走って来た道がT字になって交わる藍那口交差点、ここから北へと坂道を上って行くが途中で地図を確認すると、このまま行くと鈴蘭台から離れて行ってしまう、そんなわけでUターンしてさっきの橋から線路の南側を通る道へと入って行く。次の鈴蘭台西口駅も道と住宅地が入り組んだ所にあり、この道のどこかから入らなければならないのだが、どうもその道がどこなのかが分からない。そのまま進んで行くと鈴蘭台駅へと向かう標識を見つけたのでそちらへと進んで行く、と言うことで駅を探しているとニュータウンの中で迷子になってしまって時間も消費しそうなので鈴蘭台西口駅は今回はパスとなってしまった。標識通り進んで行く道は上り下りの繰り返し、やがて長い下り坂の向こうに電車が停まっている風景が見えてきた、そのまま真っ直ぐ下って行くと、いともあっけない感じで最終目的地鈴蘭台駅へとたどり着いた。人が多くて賑やかな駅前だがバスの停車する場所が工事中で狭くなっていて、落ち着いて相棒の折りたたみができない。それでも何とか折りたたみをしていると耳の傍で
「ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ、ぴーっ」
とけたたましい笛の音、バスを誘導する警備員が鳴らしていたのだが、その音が頭の中でガンガン鳴り響いて吐き気がしてきた。とりあえずしばらく手を止めてボーっとしていた、ありがたいことに新開地行の電車は頻繁に走っている。
何とか相棒を折りたたんで、少しふらつきながらホームへと上る、もう今日1日見慣れた電車だがこれが最後だと思うと感慨深くもなってくる。そんなわけで兵庫のローカル線を巡る旅もこれにて終了、さて、この先粟生線の運命はどうなってしまうのか、やっぱり残してほしいものだが余所者の自分(一人称)が言うよりも、地元の人たちの言葉の方が重みを増してくることだろう、今はその成り行きを見守っていくしかないと言ったところか、今回は是にて終了としておきます。 まちみち
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