まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.98 河内長野(後編)

2015-04-15 09:41:32 | 旅行記
おはようございます。前回の続きです。




国道371号線を渡ってのすぐの細い急坂、通称『別久坂(べっくさか)』、別名『びっくり坂』とも言われているとか。この坂を上りきると街道の雰囲気を漂わせる道となり、途中には石の道標も立っている。ここを走って再び国道371号線に合流した所が三日市宿、高野街道は国道の東側を渡った所を通っているが、ここはそのまま国道を進んで南海三日市町駅へと至る。


(別久坂)


ここも仕事でよく来ていた所、2年前とはちっとも変っていない。駅前から高野街道を河内長野の中心へ戻る方向へと進んで行く。通りは緩やかにカーブして旧街道の雰囲気を残す町並が続く道となる、町の外れと言うこともあってか、むやみに観光に走ってないささやかな佇まいを漂わせている。






高野街道の町並は途中で終わるが、ここから北へ伸びる道は南海高野線の踏切を渡って所々古い町並を過ぎて町の中心地へ。線路の向こう側の長野公園は桜の名所だが今回はもうほとんど散った後だった。やがてさっき通った長野神社前を通り過ぎて南海河内長野駅前へとたどり着く。


今回の走りでここへ来た時にぜひ行っておきたい所があったのでそちらへと足を向けることに、そこは駅前の踏切を越えて下り坂を少し行った先にある小さなパン屋さん。さっき確認に行ったのはこの店が営業しているかどうか、良かった~まだやっていてくれた。
『サンライトリングブレス』、南海線のすぐそばの坂道の途中にある小さなパン屋さん。ここは以前よく買いに来ていた所で、三日市町から電車で戻ってきて河内長野駅に到着する前に、この店のパンの残り具合を窓越しによく確認していたものだった。仕事を辞めてからも2度長野には来たことがあったがその時は町を素通りだったので、今回はここを目的としての走りでもあった。坂道の途中に相棒を停めて懐かしい感じのする段差のある売り場へと立つ。



(『サンライトリングブレス』赤いひさしと段差が特徴のパン屋さん)

時間は昼過ぎで長野高校の学生さんの帰りの時間とかち合ってしまっていたが、まだメニューは豊富に残っていた。ああ、懐かしい品揃えだ、店員さんに唐揚げパンとあれとこれと・・・と前によく食べていたパンを4品を選んで取り上げてもらう。その中のひとつ、小倉ホイップ、「ちょっと待ってくださいね、ホイップ入れてきますから」、これも前から変わってない。そして精算、占めて450円、当時から金欠気味の自分(一人称)にとってはありがたい値段も以前から変わっていない。もう何もかも懐かしい気持ちいっぱいで店を後にして、どこか場所を見つけて早速これまた懐かしい味を祭確認することにしよう。大きさもほどほどなので4品くらいなら一気に食べあげることができる。



(南海河内長野駅前にて)


(西高野街道)

(西高野街道と中高野街道の分岐点)

駅前の商店街の入口に高野街道の表示があって、この付近が西と東の高野街道が合流する所であることを示している。アーケードを抜けての上り坂が堺へと向かう西高野街道、ここはまた別の機会に紹介することとして、今回はこの道から大阪狭山、北野田、藤井寺を経由して行きしなに通った近鉄国分駅前へ、奈良まではそのまま自転車で帰ることにする。前後編に渡ってお送りしました河内長野編、ここらで終わりとしておきましょう。     まちみち

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