まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.610 登録有形文化財巡り・大阪北部編

2016-11-09 11:16:57 | 文化財
おはようございます。










登録有形文化財巡り、今回は前の3代目相棒、カイト君じゃないよ、が最後の力を振り絞って走った豊中、池田方面で探して見つけたものを写真にて紹介していきます、例によってその建物の細かい説明はなしでお送りしていきます。
まずは写真にある屋敷、JR岸辺駅に近い所にあるが、駅前から府道まで続く道から一歩入った所にはまるで雰囲気が変わったかのような古い町並が狭い道に軒を為すように建ち並び、この家屋はその中の一角に広い敷地でデ~ンと構えている、地元の郷士の住まいだったのだろうか。吹田市と言うと都心に近い所で無味乾燥なビルや住居が建ち並んでいるイメージがあるが、近くを通っている亀岡街道沿いには古い町並もあって、街道走りには飽きない所。この家屋がある所は街道からは少し離れた所にあるが、無味乾燥な風景の中にまるで頑なに古き時代を守るかのように残っている町並にはそのイメージも変えられてしまう、この家屋はその象徴としてこれからも残っていくことだろう。







豊中市に入って訪れた登録有形文化財物件は上の写真の2件、豊中市も大阪のベッドタウンとしてやはりあまり風景には期待できない所、そんな町でもイメージとは違った風景を見ることはできる。写真1枚目、2枚目は阪急岡町駅近くにある高校の外壁、100メートルを越える長さのレンガ造りの塀が歩道に沿って続いている。周辺は普通の住宅街、少し高台になっている所なので割と生活に余裕のある人たちが住んでいると言うイメージがある場所、この壁の途中にはこの壁が登録有形文化財だと言うことを示す看板があったが、近所の人にとってはただの高校の壁に過ぎないのだろう、その表示がなければ壁を写真に撮っていたら変な人に思われてしまいそうだ。
3枚目、4枚目は阪急豊中駅からバスが通る坂道を上って行った所にある建物、見ても分かる通り教会です。教会は文化財となっている所が多く、これまでもたくさんの物件を写真に撮って来ました、宗教施設であると言うのがどうも自分(一人称)の苦手分野、特に教会は自分(一人称)にはドラキュラの血が混ざっているんではないかと言うくらいに苦手だった所、それでも文化財巡りを始めてからは免疫もついたのだろうか、何とか平気でカメラを向けることができるようになった。と言うことで教会の写真をもう少し近くから撮ろうと思うのだが、あまり中の方に入って行くと「お祈りしていきませんか」と言われてしまうかも知れない、自分(一人称)はあくまでも建物が目的で信仰心などないので、ここはサッと収めるものだけ収めて退散することにしよう。













池田市の中心部に入って来ました、この辺りにも登録有形文化財物件がいくつかあります。その中でまず見ておきたかったのが写真1枚目、2枚目にある河村商店という名のいかにも大正建築と言った感じのモダンな建物、看板には「白衣」とあるので、昔何かに使っていた建物を今は再利用して店舗として生かしているのでしょう。今の文化財によくあるパターンだが、こう言った感じの再利用のされ方はこれまでもいろいろと見てきた、町にせよ地主にせよ残すには維持費のかかる建物もあるだろう、再開発として新しいものに造り替えたくなることもあるだろうが、たとえ用途が変わったとしてもこうやって昔のままの姿を残していくのはやっぱりいいことだと思う。この間滋賀県を走って来た時に訪ねた登録有形文化財物件の中に、元は銀行として使われていた建物が今は廃墟同然となってしまって・・・そうそう、話が逸れてしまおうとしていたが、この建物も元は銀行として使われていた、その銀行の名が「加島銀行」、と来ればもうお分かりでしょう、山本彩の歌声が聞こえてきそうですねえ~♪。







NHKのドラマ関連となるとこちらも、前にも紹介したことがある場所です、建物の主は小林一三、去年ドラマ『経世済民の男』で小林一三役を阿部サダヲが好演したのはいまだに記憶に新しいところです。この場所にはその頃に阪急宝塚線、箕面線を各駅巡りした時に訪れました、と言っても中に入るのは有料なので表から眺めるだけでしたが。もちろん今回もそうです、いや、決してケチっているのではなく時間がなかっただけですよ、一応誤解のないように、今度池田に来る機会があったらその時はゆっくりと中を巡ってみたいと思っています。そんなわけで登録有形文化財巡り、大阪北部編はとりあえずここまでと言うことで、次回はまた大阪市内に戻ってまだ巡っていない所をいろいろと紹介していきたいと思います。今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。          まちみち

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