まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1891 広島の旅(4)・・・瀬戸の夕暮れで塩分補給

2023-03-14 10:26:28 | 旅行記
よろしくお願いします。


















広島の旅、1日目の走りは広島市の中心部で広電巡り、江波線から平和大通りを経由して宇品線へと至りました。繁華街から少し離れた所にあるのが広電本社前電停、本社屋の前には前回もちょっと触れた原爆投下の3日後には運航が再開された話が記された碑が立っていた。女性の運転手が運転再開に携わっていてそのことがドラマ化されていましたね、ちむどんどんさんが主演でした。そのドラマの試写会に主役のモデルとなった方が来られていて、「言いたいことはいろいろあるけどなあ」と話していたのが印象に残っていました、何に対して「言いたいこと」だったんでしょうかねえ~。本社屋の横の道を入ると車庫の入口の門が解放されていて、線路わきには展望台もありたくさんの人が停まっている電車を見ている。ここではいつでも車庫内の電車を見ることができる、電車の車庫と言うと壁やフェンスで覆われてなかなか見ることができないのに、ここは何てサービスがいいのだろう。
























宇品線は賑やかな都心部を離れて南へと進んでいよいよ広島港へ、最後は右折、左折、更に最後に直角に右折を経て終点広島港駅へとたどり着く。ホームは宮島港と同じでフェリーターミナルに横付けされた感じであって、乗り換えは簡単にできるようになっている、行先も西広島、紙屋町、広島駅と路線の要所部分へと結ばれていて電車の利便性は最大に生かされている感じ。ここまで町中では鉄分ばかり補充してきたので、久しぶりに塩分も補給しておくか、と言うことですぐそこにある海を見に行く。フェリーの発着時間の間に入ってしまって港は静か、動いている船もなくて波も静か、その向こうにはたくさんの島が見えている。やっぱり目をひかれるのが真正面に控えている富士山の小型のような山、似島と言う島でその山も安芸小富士との呼ばれているらしい。浅見光彦の殺人事件の舞台となった江田島はその小富士の向こう側、安芸小富士とはまるで地続きのように見えている。それらの島が瀬戸の海を狭く見せてしまっているが、時間はちょうど夕暮れ時に差し掛かってくる頃、雲は多くて日差しはないがまあまあ泣ける風景は見られたようでした、さあ、そろそろ最後の路線巡りで宿泊先へと向かうこととしよう。










宇品線の皆実町六丁目電停から分岐する皆実線、京橋川に沿って走る路線で、線路と川に挟まれた場所は公園になっている。その公園には原爆に関するモニュメントもいくつか見られたが、やはりここは写真は遠慮しておきましょう。通りの右手側にある小高い丘は比治山、ここは小学校の修学旅行で来たことがあるが。もちろんその時の記憶は全然残っていない、自転車で行くのも疲れそうなので今回はパスして、広島駅を目指します。本線との分岐点となる的場町電停を過ぎると橋を渡る、ここを過ぎるともう広島駅は近い、紙屋町付近も凄い人混みだったがこの辺りもターミナルが近いので人の往来はかなり多い。歩道の人をかき分けながらやっと広島駅前までやって来れたが、車も人も、電車の往き来も中途半端じゃない、さすがに自転車でここは迷惑だ。そんなわけでここでの撮影はあきらめ、今夜の宿泊先のホテルに向かうために駅から離れた道へと入る。交通量の多い所で先に行った場所にはJR線を渡る踏切、線路に沿う道はマツダスタジアムへと至ると言うことで広島東洋カープの選手のパネルがズラリと並んでいる。ひっきりなしに鳴る踏切を何とか超えて広島駅の北側へ、今夜の宿はもうすぐそこ、広島の旅1日目はこれで終わりとなりますが、次回は初めて走った町を振り返ってみようと思います、今回もご覧いただきましてありがとうございました・・・・まちみち