まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1688 長閑な風景の中で2社線競演

2021-12-14 10:26:48 | 鉄道
よろしくお願いします。


























少し前に緑の風景がもう終わりを告げようとしている精華町を巡った記録をお送りしましたが、今回はその走りの中からの派生の記録・・・と言うよりはむしろこちらが本題かも・・・、この地域を走る電車の写真をズラリと並べています。京都府南部を通る路線は近鉄京都線、JR奈良線、関西本線、学研都市線、そのうち精華町には近鉄京都線とJR学研都市線が並走しています、電車の写真を撮るにはなかなかいい所なんですよね~、今回はあえてこの時期を狙って行ってきました。
奈良から歌姫峠を越えて木津川市へと入り、自転車道へと至るまでにまず最初に通るのがJR学研都市線西木津駅。踏切を越えるとアーチ形のカプセルのような駅舎があって、そこを通り抜けて1本だけのホームへとたどり着く形になっている。この日はラッキーなことに踏切の手前で電車に遭遇できたのでまずは景気づけに1枚、さあ、ここを抜けると見納めとなる緑の風景と、それをバックに走る電車の姿を捉えに行く走りが始まります。

自転車道には入らず市道から府道22号線へと至る、ニュータウンと田園風景を隔てるかのようにある道路、それに沿うかのようにしてこの辺りから近鉄とJR線の並行が始まる。いつもは京都方面へ急ぎたいために通る道路だが、今回は脇道を逸れて近鉄木津川台駅付近へと至る。ニュータウンの玄関口のはずなのだが周辺は田園風景が広がるばかりで、駅名からは全く違った印象を与えられる。しばらくはこの周辺で電車の写真を撮ることに。特急車両から普通の車両、京都地下鉄の電車とバラエティー豊かな車両が駆け抜ける近鉄線、一方のJR線は本数は少ないもののシルバーのステンレスに青い帯の車両が、秋の明るい日差しの中で車体を輝かせながら走り抜けていく。

















府道22号線へと戻って先へと進んで行くとJR祝園駅、近鉄新祝園駅へとたどり着くが、その手前にある踏切を渡ってJR線と近鉄線に挟まれた場所で電車の写真を撮ることにする。早速ラッキーなことに『しまかぜ』が過ぎ去って行った、その後も近鉄線には電車がひっきりなしに駆け抜けていく。JR線の方は祝園駅が行き違いができる駅で、時刻表を見てみると直近の列車はここで行き違いするのでチャンスは2回か、できれば2社線の列車が並走しているところを撮ってみたい・・・と思っているとJRの方の踏切が鳴った。同時に近鉄線の方も踏切が鳴った、これは千載一遇のチャンス、でも腕のない自分(一人称)にそんな写真が撮れるのか・・・。と言うことでたった一度のチャンスで撮ることができたのが、このゾーンの下から5枚目にある近鉄特急とJRの車両が写っている写真、下手っぴな自分(一人称)にしてはまあまあいい写真が撮れたと言ったところです。









JR学研都市線と近鉄京都線の並走はここから北へ、京田辺市まで続いている。でも2つの路線は対称的、近鉄は北へ行くと京都へ、大阪へは南へ向いて行くことになるが、JRは大阪方面は北向き、京都方面は木津へ出なければならないから南向きへとなる。子供の頃は近鉄しか乗らなかったから、この区間の窓から見える線路・・・その時は国鉄片町線でディーゼルカーが走っていたが、本数が少なすぎて車両を見ることさえなかった・・・がJR奈良線だと思っていた。全く乗る機会のなかった片町線もJRとなった後に電化され、木津から大阪方面まで直通の列車が走るようになり、いろいろな機会に乗るようになった、今はこちらの方が乗ることが多くなったかな~。最後のゾーンは祝園駅の北側、木津川の近くにある府道から望遠で撮りました、この場所からは夏にも撮ったことがあってまた来ようと思っていた所、まだ緑が残っている風景の中を駆け抜ける電車の姿です。長閑な風景の中の2社線競演、また違う季節の中で訪れてみたい所です、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち