まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1654 南海高野線に沿って境界越え

2021-10-12 10:48:28 | みち
よろしくお願いします。


















京奈和自転車道の奈良県部分の御所市以南を走った記録は、大淀町から五條市に入り吉野川の南を進んで和歌山県橋本市へと入りました。自転車道巡りの方は2回に渡ってお送りしてきましたが、橋本市に入ってさて、どうしょっか~、まさかこの時間から和歌山に向かうわけにはいかないしここで輪行で帰るのも味気ない。そんなわけで今度は国道371号線を北へ進んで県境を越えて大阪府へ入ることに決めました、まあ厳しい山越えが控えているわけですが、走ったことのない・・・いや、実はかなり以前に走ったことはあるが、もうその時の記憶はほとんどなくなっているので、久しぶりに行ってみることとしました。紀ノ川を渡って橋本市の中心部を抜けて、高野街道・・・ほぼ国道371号線を北へと進んで行きます、もう中心部からはほぼ全区間が上り坂です、まあ最初から分かっていることですけどね。沿道では旧街道の雰囲気を感じられる町並もあるが、高い所へと上ってくるとそこは開発されたニュータウン、峠の手前なのに旧街道の雰囲気は全く感じられなくなってくる。少し傾斜になった国道の歩道に止まって向こう側に見える南海高野線の電車を撮ることに、この場所の近くには林間田園都市駅があるので電車はゆっくりしたスピードで通り過ぎていく。ただ高野線は三日市町駅から先は本数が減ってしまい、しかも12分間隔の運行なので電車が長い時間来ないこともある、特急を確保したかったが結局普通車両を上下1本ずつしか撮ることが出来なかった。さて、ここからはいよいよ山越え、ただ紀見峠の方は道がくねくねしていて走りにくそうなので、国道のトンネルをくぐり抜けて行くことにする、ここは危ない橋は渡らない選択です。

















トンネルを抜けると大阪府河内長野市、トンネルのそれぞれの入口には向こう側の町を紹介する看板が掲示されている、自治体がそれぞれ相手となる町を紹介するのはいいですねえ。トンネルを抜けると国道371号線は下り一方、道が狭いうえに車の行き来は多いので気を付けて行かなければならない。ちょっと恐々、車には迷惑をかけないように、スピードは出し過ぎないようにして進んで行くが風景を楽しむ余裕はほとんどない、このままではこの区間の撮れ高がなくなってしまう。そんなわけで駅へと至る脇道へと入って天見駅へとたどり着く、難波を出てからはずっと通勤路線として都会の中を走ってきた高野線が、ここでは打って変わってローカル線の雰囲気となってしまっている。駅周辺には観光施設や民家もあるようだからここから乗降するお客さんもいるだろうが、その数は中央部とは比にならない。ややっ!踏切が鳴り出した、本数の少ない所で電車に出会えるのはいいことだ、とカメラを構えて待っていると特急車両があっという間に通過して行った。さて、この後は駅の脇から伸びている道を進んで行くこととしよう、この道は何だろう・・・、廃線跡、旧街道、それとも普通のハイキングコース??いずれにしても国道と違って車の通りがないので走りやすい。この道を進んで行って次の千早口駅へ、駅周辺には旧街道の雰囲気が漂う町並もあって、高野街道がここを通っているんだな~と思わされる。

















美加の台駅は仕事で来ていた所、駅の裏手にはニュータウンがあって駅前にはバスのロータリーもあるが、難波からの電車の3分の1は手前の駅が終点となってしまうために、乗降客数はここを境にガクンと減ってしまう。まあ自分(一人称)が来ていた時からひっそりとした駅だったが、それでもラッシュ時は通勤客も多く、ここから先は座れなくなってしまうほどだった、もう10年以上前の話なのだが今はどうなっているだろう。国道371号線から旧街道へと入って次の駅は三日市町駅、駅前には高野街道のコースが書かれた看板が立っている、途中まではそのコースをたどるかのようにして旧街道の雰囲気が漂う町並の中を進んで行く。高野街道は途中で左に折れて国道を越えて山の方へと入って行くが、ここは河内長野駅へ急ぎたいのでまっすぐ進んで行くことにする。奈良、和歌山、大阪と3府県またぎ、いくつかの峠越えあり、暑い中での長距離走りとあってさすがに疲れた、ここはもう無理はせず河内長野駅から近鉄で輪行、たまには古市から南大阪線経由で帰ることにしようか、と言うことで、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち