まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1004 亀岡へ(4)・・・トロッコ列車と城下町

2018-10-15 08:57:04 | 旅行記
おはようございます。















亀岡までの走りも今回が最終回、済ませられる案件は早い目に済ましていくこととしましょう、でなければこの先もいろいろな所を走った記録が詰まっていますので。さて、前回は京都市内から国道9号線の老の坂峠を越えて亀岡市へと入り、山陰街道へと入り旧街道の雰囲気が漂う町並を進んできました、少し賑やかな町っぽくなってきた所、駅も近いはず、坂道を下って行った所でJR丹波口駅以来久々のJR山陰線との再会となる馬堀駅へとたどり着く。亀岡のひとつ手前の小さな駅だが人の姿は多く賑やかだ、賑やかすぎる、何でだ・・・?ってもうわざとらしいですねえ、それはこの駅から少し行った所にトロッコ列車のトロッコ亀岡駅があるからです。馬堀駅から案内板に沿って進んで行くと田園風景の中に山陰本線が通っていてその先にトロッコ亀岡があった、JRの駅がプラモデルで造ったような駅に対してこちらは写真1枚目になるように木目調の立派な駅舎だ。周辺は何もない所なのにこの一帯だけは人が多い、やはりトロッコ列車は乗るだけで観光目的になるんだな、ってそう言う自分(一人称)も観光目的で乗ったことがあるんですけど。今のJR山陰本線は電化で新線に切り替えられてそれまでの非電化路線で渓谷を渡る部分が今のトロッコ列車の経路になっている、途中のトロッコ保津峡駅はまだ国鉄の駅だった頃、映画『鎌田行進曲』のロケ地になったこともある駅、そう言えば少年ジャンプの漫画『暗殺教室』で京都に遠足に行ってこの列車にも乗っていましたねえ。そろそろ列車がやってくる頃か、駅周辺は人の姿が一瞬消えて静かになる、列車の写真を撮ろうと思い駅舎の反対側でホームの高さに近い所で待ちかまえる。ホームにはたくさんの人が待っていてしばらくすると列車が客車を前方にしてやってきた、ここまで乗ってきた人はホームを下りてきて駅の外はまた賑やかになっている、ホームで待っている人は次々にトロッコへと乗り込んでいる。そのトロッコ列車の横を山陰本線の電車が通り過ぎて行った、ああ、そろそろ帰る時間の心配もしなければならない頃になってきた、列車の写真も撮ったことだし先を急ぐこととしましょう。










馬堀駅から線路に沿って進んで行く道が旧山陰街道、旧街道の雰囲気が漂う町並軒を為す道が真っ直ぐ亀岡の中心地まで続いている。亀岡は城下町で町は城を取り巻くように展開している、地図を見ると山陰本線も少しだけ北に膨らんで亀岡駅へと達している、旧街道の方は線路から離れて行って少し小高い所へと差し掛かって行く。この辺りからは寺院が多くあり町名にも昔の名残があるものばかりとなる、そのうち道は町の商店街に突き当たり右へと曲がると亀岡の一番賑やかな所へと向かって行く、狭い道に建物がズラリと並び右へ左へ分かれる道もたくさんあって、しかも亀岡城は天守閣がなく目印になるものもないので今どこを走っているのか分からなくなってしまう、まるで迷路をさ迷っているかのようだ。学校が建ち並ぶ所を過ぎるとやっと大きな道へと出る、地図と案内板を見ると亀岡城はすでに通り過ぎてしまっているらしい、駅はと言うと・・・ちょっとわかりにくいなあ、大きな道と小さな道が入り組んだようにあるのでこの辺りはややこしくて仕方ない。ただ今通っている道は旧山陰街道に間違いないようなので、電車の時間までまだ少し間もあることだし、もう少し先まで行ってみることとしよう。












亀岡はこれまで何度か来ているし今走っている道も前に一度走ったことがある、通り過ぎる町並には記憶はある、確かこの先には道標が立っているんだったかな・・・と思って進んで行くとありました。写真1枚目にあるのがその道標、前に来た時はここで引き返したが今回もここで引き返すことになってしまった、この先はどんな風景があるのだろうかって気になるところだが、それについては今は次回への宿題としておいて、相棒君の向きを今走って来た道へと変えてJR亀岡駅へと進んで行く。途中でバスが通る大きな道へと出て駅の近くまでやって来るが、まだもう少しだけ時間があるので向きを変えて亀岡城へと行ってみる、天守閣はなく石垣に木々が生い茂るだけの特に見所のない城跡だが、ここも2年後には大河ドラマの舞台となってまた観光客でいっぱいになるんだろうな。しかし超負け組の武将を大河の主役にするなんて、何か、何かな~、暗~い大河になりそうな・・・、今回も時間となったようです、次回も気楽にお越しくださいませ。          まちみち