まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.565 新町通

2016-09-09 09:57:14 | みち
おはようございます。


リオデジャネイロではパラリンピックが始まりました、興味あります?、自分(一人称)は全然興味ありません。障がい者のオリンピックとのことですが、はっきり言って人にもお金にも恵まれた障がい者の人たちが頑張る姿は見とうもありません。地球上には、日本にはそのような人たちよりも、健常ではあっても人にもお金にも恵まれない人たちがたくさん生きています。障害のある人たちが頑張って感動を与える姿よりも、普通に何気なく、それであって明日に不安を抱えながらも、一生懸命生きている人たち、悪い言葉で言えば社会的な弱者ですね、そのような人たちが頑張って生きている姿の方が余程共感、感動できますけど・・・













いきなり写真を連貼りから始まっていますが、この風景にある道は新町通、烏丸通と堀川通、二つの大きな通りに挟まれた入り組んだ町中を南北に通じている道は、この東にある室町通と合わせてよく京都駅に戻る時に使っている道、狭い通りにはなかなか趣のある建物があり、北へ進むにつれてその風景は見る見ると変わっていく。京都の道の中ではそんなに目立った存在ではないのですが、今回はそんな道を進んで行ってみようと思います。

スタートは七条通にある、ここでも何度か紹介したことがある登録有形文化財のなか卯がある場所から。本当は京都駅の南側にも東海道本線で寸断されたような形で通りは続いているのですが、今回はこの場所から走り始めて行きます。道は七条通からでは見落としてしまいそうなくらいの細さで、まずは東本願寺の裏側となる町並の中を進んで行く。五条通、四条通と大きな通りにはさまれた辺りでは道も車がやっとすれ違えるほどの広さ(と言ってもこの道は一方通行)になり、所々に立看板がある歴史的な由緒のある建物の前を通り過ぎて行く。写真6枚目の看板の横には「三井両替店旧址」とある、三井の両替店と言うとあの朝ドラを思い出すのですが、きっと関連はあることでしょう。








写真2枚目、1枚目にある三条通の近くにある赤いちょっと目立つ感じの建物の一角に立つ郵便ポストですが、その前にある説明文には「郵便差出箱一号丸型」とある。昔はどこででも見かけた赤い丸型背高ノッポの郵便ポストも最近はほとんど見ることはなくなった、自分(一人称)も走っていてポストを見かけるとついつい写真に撮ってしまう、今ではそう感じてしまうほど珍しい物となってしまっている、だんだん昭和の影が薄れていってしまっているとでも言ったところか。新町通はその後も道の幅は広くなることなく、所々に旧街道の雰囲気を漂わせている町並の中を通り過ぎて行く。









その風景は丸太町通を過ぎた辺りで一変する、四角いビルに囲まれた道は下立売通の交差点を過ぎた所で広くなって、進行方向左手側に京都府庁と府警本部を見ながら進んで行く。この日は何かのイベントがあるのだろうか、それともこれからお仕事なのだろうか、ここからたくさんの白バイが出発して行った。府庁の一角を過ぎると道はまた細くなって、写真2枚目にある醤油醸造の商店や古い寺院神社、教会などを見ながら、所々に緩やかにカーブになった所を通り過ぎて今出川通の交差点へとたどり着く。最後の写真がその場所に当たる所だが、交差点を過ぎた真正面に見える赤がかった建物は同志社大学の校舎。新町通は大学を沿うようにして町中の緩やかなカーブを通り過ぎて、その先で寺之内通へと突き当たる、一応ここが新町通の北端となる。
京都市内中心部に無数にあると言っていいくらいの名前の付いた通り、新町通はその中ではそれほど知られた存在ではない通りですが、その風景は京都府庁付近を除けば、由緒ある古い建物もあるがほぼ普通の人の暮らしが垣間見えると言った感じの道でした。まあほぼ観光とは縁のない道は文章で紹介するには少し難しい所で、一部に表現が重なった箇所もあって読みにくい文章になっているかも知れませんが、一応こんな感じで締めておきたいと思います、そんなわけで今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。       まちみち