まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.160 明日香(7)・季節の中で

2015-06-15 10:55:31 | ふうけい
おはようございます。明日香を巡る走りも今回が最終回となります、早速行ってみましょう。








前回の最後にたどり着いたのが大化の改新の舞台ともなった飛鳥板蓋宮跡、明日香の中心となるべく場所からは360度その風景を楽しむことができる。さっき通って来た飛鳥寺から伸びる遊歩道、周辺には田畑が広がりその様子は季節によっていろいろと違った一面を見せてくれる。






その田畑の向こうに見えるのが甘樫丘、せっかくここまで来たのだからちょっと登ってみるとするか・・・と言うわけで写真3枚目、4枚目がその眺めを撮ったものですが、何か普通やな。まあ小高い丘みたいな所から見た景色だから左程遠望があるわけでもないし、飛鳥側は近くに山があって、少しの民家と緑の田畑だけで単調な風景、やはりここは目線と同じ高さで風景を楽しむのが一番いいってことで、丘を下りて行くことにする。








写真上3つはそれぞれの季節の明日香の風景、自分(一人称)が好きな季節と言うと、やっぱり秋ですね。沿道に咲き誇る彼岸花はもちろんのこと、上の写真にもあるようにその彼岸花をバックに高さのそろった稲穂や、それが刈り取られた後に縛り上げられた藁、1枚目にあるような雷丘と畝傍山をバックに咲き誇る秋桜など、秋の明日香は目に楽しめる風景が満載となります。
飛鳥バス停に近い飛鳥川に架かる石橋、その一角に石の道標が立つ場所がこの走りで最後に寄る場所となる所。ここを過ぎると西へは近鉄橿原神宮前駅、北へは天香久山から桜井方面へと行く道があるが、蹴りの道として飛鳥川に沿う北西へと伸びる道へと進んで行くことにする。この道が通常では斑鳩まで続く太子道となる道である(はず)。





写真1枚目はその途中にある石橋の袂にある石の道標、上の写真でもそうだったが行先が岡寺となっている。2枚目の写真は藤原京跡、川沿いの道からは少し外れた所にある、大和三山を臨むちょうどその真ん中に位置する場所にあった都は明日香からは少し離れた場所ではあるが、古代の雰囲気を十分に感じさせてくれている。
以上、何回かに渡ってお送りしてきた明日香の旅、今回で最終回となってしまいました。奈良からは近いのでいつでも行ける、と思いがちだが、天気や機会が合わないやら、他に行きたい所があって後回しになって結局ボツになるとかで、なかなか足を向けられる機会が設けられない現状。何とか機会を見つけてまたここで新作をお届けできることを次回への宿題として、今回はここまでとしておきます。     まちみち