我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「二人に共通するもの」

2020年12月04日 | 日記

明治中期より大正にかけて、
北九州・若松港で働く
荷役(沖仲仕)の生活向上のために、

若松港汽船積小頭組合の
設立に尽力し、

裸一貫から北九州一の
港湾業者にのし上がった

玉井組組長こと、
玉井金五郎と、マンの夫婦がいた。

夫婦の度胸と義侠心で
波止場の暴力と闘う、
波乱万丈は、

実録長編小説「花と龍」で描かれ、
原作者の火野葦平は、
玉井金五郎の実の息子である。

小説は何度も映画化され、



中村錦之助や石原裕次郎、
近くでは高倉健さんが
玉井金五郎役を演じたが、

玉井金五郎の娘の子供に、
アフガニスタンのジャラーラーバードで
武装集団に銃撃されて死亡した

中村哲さんがいる。
(以下、尊敬と親しみを込めて
哲さんという)

(作家、火野葦平は
哲さんの叔父にあたる)


今日、12月4日は哲さんの
一周忌である。


哲さんの残した功績は
計り知れなく、

活躍を偲ぶ特別番組を観て、
幾度も感激し、涙したことか。


哲さんの生きざまは、
小生如きには近寄り難き
強い精神力があるのは、

玉井金五郎とマン夫婦の
度胸と義侠心で
波止場の暴力と闘う、

不屈の精神と強い正義感が
宿っているからこそ

アフガニスタンでもその精神は
発揮させられた。

玉井金五郎とマン夫婦と同じく、
哲さんも波乱万丈の生涯を
生きたが、

その意志は末代まで、
受け継がれていくことだろう。


哲さん、いや、中村先生。
本当にありがとうございます。

先生が福岡県出身であることは、
県民の誇りです。

今は天国で、
安らかに過ごしてほしいと
願っております。



故・玉井金五郎氏



中村哲先生。

 

コメント
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