我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「満月の下で願うこと」

2020年10月02日 | 日記

昨夜7時前、
NHK福岡放送局の天気予報に、
満月のライブ映像が映し出されると、

ここぞとばかりに、飲みかけの
焼酎の氷割りと、肴とカメラを抱えて
外に飛び出した。

慌てて飛び出したものの、
東の空の何処を見回しても、
お月さんは見つからない・・

それで、そのままベンチに腰を掛け、
チビリ、チビリとやりながら、

今夜の、スーパースターならぬ
スーパームーンのお出ましを
待っていると、

そこに、仕事帰りのフジキさんが
やってきた。

いつものように
「ご苦労さんでした」と
挨拶をして、

今、何んで
此処にいるのかを説明すると、

「そういえば子供の頃、十五夜には
お団子やススキなどを飾る

子供にとっては嬉しい
習慣がありましたよね」

とフジキさんが言うので、

「里はどこですか?」と尋ねると、
「(朝倉市)甘木です」とのこと。


「私の里は小国ですが、
場所によっては今でも、
十五夜の習慣は残っているそうです」


すると、
「そうですか、喜多里さんは小国ですか。

仲の良いのが小国の製材所にいて、
しょっちゅう、遊びに行ってます。
名前はヤリミズです」

それを聞いて直ぐに
スージィーを外に呼び出したのは、

彼女の母の実家が、
友達の製材所の近所で、
実家も「ヤリミズ」だったからだ。

製材所と実家は
親戚ではないそうだが、

3人で十五夜や小国の話をしている内に、
いつの間にか東の空には
真ん丸のお月さん。


7時30分、最初に撮ったお月さんは、
薄い雲がかかり、

暫くして、8時前に撮ったのは、
見事に真ん丸のお月さん。



この時期、農家は稲刈りも済んで
ひと段落の頃。

我が家でもそうだったが、
どの家も玄関先やお縁に

団子やお菓子のお供え物を用意して
子供達がやってくるのを待っていて、

甘いものやお菓子に飢えていた
子供たちは、

それが五穀豊穣の感謝を込めた
儀式であるとは知らなくても、

近所のお家を廻り、
頂く時にはちゃんとお礼を言い、
欲張らず食べられる分だけを貰って、

大事に抱えて
帰ったことを思い出す。


貧しかったけれど、
皆の心が一つになった

今は廃(すた)れつつある
古き善き日本の風習を

どうかもう一度、
再興できないものかと願うのは

昨夜の満月の下の三人だけでは
ないだろう。


さて、明日は我が家で
オヤジ一人、女子5人の
同窓会。

十五夜の思い出話しが
出てくることやら。

「ムーン・リバー」

唄:オードリー・ヘップバーン

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