「君の名は・・」

我が家には、「ミー」と言う

名前の猫がいます。

名前の由来は、

♪　ミーはみんなのミー、
ミーはみっちゃんのミー　♪

ではありませんが、

彼女が我が家にやって来て
丁度、一年になります。

今ではすっかり、
家族の一員として
青春を謳歌していますが、

ミーは今までに一度だけ、
ゆくえ不明に
なったことがあります。

スージィーがミーを連れて、
初めての散歩デビューを
した時のことでした。

ミーを抱いて散歩の途中、
握りしめていたミーの手が

するりと抜けて、

ミーは一目散に飛び出し、
ゆくえが判らなく
なってしまったのです。

何処を探して見つからず、
その内、腹をすかして
帰って来るだろうと、

デッキに好物のフードを置いて
帰りを待っていましたが、
一向にその気配はありません・・

暫くしてデッキを眺めると
そこに馴染みのある地域猫が、

ミーのフードを美味しそうに
食べているのです。

ご近所さんの捜索のお陰で
ミーは一週間後に無事、

帰ってきましたので、

早速、フードを片付けましたが、
あの地域猫が頻繁に
　現れるようになったのです。

毎日、朝夕やって来る
地域猫のために、

人にも動物にも優しく
思いやりのあるスージィーは、
フードを一日も欠かさず与え、

最初は警戒していた地域猫も
スージィーの献身的な対応に
不安を解消できたのか、

今ではスージィーの直ぐ近くで
フードを食べるように
なったのです。

地域猫のオスは右耳がカット
されますから、男の子で多分、
高齢だと思われます。


今日、この地域猫のことを日記に
しようよ思っていた6時過ぎの
まだ薄暗い今朝のことでした。

「みっちゃん、トラが今朝も
勝手口で待ってるよ！」
と言うのです。

直ぐにシャッターを押して
撮ったこの子が、
地域猫の「トラ」です。

フラッシュ撮影のために
目が赤目になっていますが、
優しい顔をした子です。



「トラ」と言う名前は、
スージィーが勝手に付けた
名前ですが、

折角なら、「トム」、「クリス」、「ジョン」
「エディ」、「マイケル」、「ポール」等に
しようと思いましたが、

今まで通りに、
 トラを、「トラ」と呼ぶことに
しました。

例え、トラが地域猫でも
ミー同様に我が家の家族一員として

これからも可愛がってあげればと
思っているところです。