我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「記念日」

2016年03月31日 | 日記

 今日は、山女魚小僧から届いた
コメントのお返しの内容をアレンジして
日記にしました。

 

かつて、
私は店頭で見つけた商品に
一目惚れしてしまうと、

その場で即座に買ってしまうことは
珍しくありませんでした。

いわゆる、
「衝動買い」と言うものです。


その時分は、今と違って
自由に使えるお金がありました。

また、「衝動買い」だけではなく、

一端(ぱし)のコレクターを気取って、
好きなミュージシャンの作品(CD)を
すべて、買い揃えるなど、

一体、私は今までに、
そんな買い物にいくら
お金を使ったのでしょうか? 

服やCDや雑貨等々、その名残は
今も身の回りに溢れています。


しかし、そんな時代は
何時までも長くは続きません。

いつしか、
私に経済的恐慌が
襲って参りました。


現在、恐慌は随分と
鳴りを潜めました。

否、鳴りを潜めたのでなく
慣れたのかも知れませんが、

恐慌のさ中を生きる、
私が覚えた有り様(よう)は、
今はすっかり暮らしに根付き、

苦を苦ともせずに
不自由を不自由と感じず、
日々を過ごしております。

かつての豊かな時代から反転して、
迎えた貧しき時代は、

あながち、「不幸な時代」とは
言いきれないようです。


(ある意味、今も続いている)
貧しい時代から、
私は多くを学ばせて頂きました。

それは、モノの扱い方や、
買い物の仕方、一つをとっても
如実に現れています。

チャーリー同様に、
モノを大事にし、
壊れたモノは、勿論、直します。

かつての「衝動買い」なんぞは、
以(もっ)ての外です。


そんな暮らしの、
二人にしか通用しない
言葉があります。

それは買い物に行った時に
出てくる言葉です。

たとえば、美味しそうな肉を
見つけたとします。

当然、
食べたい衝動に駆られます。

だけど、お金はありません。

そこに、
この言葉の出番です。

「見なかったことにしよう」。

この言葉一つで、
その場を離れれば、もう肉のことは一切、
忘れ去られています。


ある日、前から欲しいものを
私は見つけました。

いつもの様に、

「見なかったことにしよう」

としたのですが、
数日を経過ししても、
その商品が
頭から離れないのです。

スージィーから「OK」を貰ったものの、、
いつもの癖で
尻込みをしてしまいます。

長年の習性とは、恐ろしいものです

そこで、あることを決断しました。

お店を訪問した時に、
もし、売れて無くなっていたら
諦(あきら)め、

もし、まだ、売れずにあったら、
「私が来るのを待っている」
と判断し、買うことにしました。

有るのやら、無いのやら・・

落ち着かぬ気持ちで、
お店に出掛けました。


そして、商品は
居場所をお店から
我が家に替えることになりました。


「見なかったことしよう」
に出来なかったこの商品は、

何時か近い内に、山で
山女魚小僧と使う折り畳み式の
コールマンのタープです。

一度か二度、使っただけの
殆ど、新品同様のタープです。


「Easy Come Easy Go」

と言う言葉があります、

「容易く手に入れたものは、
容易(たやす)く失う」

と言う意味です。

この言葉通りに、私は
このタープを大事に使い
私が死んでも、
けして、失うことはありません。

画像は
昨日、午後6時の春日公園の桜 
この桜の写真を小僧に贈ります。 



今日、3月31日で小僧は退職致します。

小僧へ
長い間、ご苦労さんでした。
これからは、釣り三昧でお過ごし下さい。 

桜の花は、あなたの
「退職記念日」を祝う花なのです。 


それから最後に、
私事ですが、 

今日は「我が家の青空」を始めて
「8年目を迎える記念日」です。
 
昔と今の暮らしの中で
「幸せとは何か」を考える、
私にとって良き
記念の日記になりました。

感謝です。 


「Easy Come, Easy Go」

ボビー・シャーマン。 

コメント (2)
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