我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「続:幸せを掴むコツ」

2013年03月22日 | 日記

昨夜のこと。
いつもの通り、庭で一杯やり始めたら、
隣の駐車場に仕事を終えた
本田さんが帰ってきた。

普段は降りるなり、
そのまま車から離れるのに、
サイドドアを開けて、なにやら「ゴソゴソ」。
しばらく、車から離れない。

近くにいるのを知っていて
黙っている訳にもいかず声を掛けた。

「本田さん、たまには一緒に一杯やりませんか?」

すると、笑い声が帰ってきて、
また「ゴソゴソ」をやり始めた。


実はこの本田さんのことを
私が知っているのは、
駐車所有者名に記された名前と、
多分、同年輩だろうの二つだけ。

どこに住んでいるのやら、
どんな仕事をしているのやら
皆目知る由もなく、

車を隣同士で止める縁で
挨拶を交わすぐらいのこと。

しばらくして「ゴソゴソ」も終り、
そのまま帰るものと思っていたら

「昨日(春分の日)、田舎から持って来ましたのでどうぞ!」

フェンス越しに差し出されたのは、
なんと「晩白柚」。



「本田さんの郷は、八代の方ですか?」と尋ねると

「市内は小島です」。なんと「同県人」、

急に身近な気がしたついでに
「生れ年」を尋ねると、私より三つ下。

私が六十一と知った本田さん曰く
「年金で、毎日悠々暮しで良かですねっ」

私が庭で一杯やっているのを
いつも観ていて羨ましいらしい。


スージィーと一緒にお礼を言って
本田さんと別れた昨日の夕刻、
声を掛けたばかりの「晩白柚」

そしてリトルからは、テレサが届けてくれた
「限定品:しぼりたて 生酒」
(河津酒造)



気分良すぎて旨すぎて、
普段よりも酔いが廻るのが早いのに
何の不思議もなく、
やっと「回答」だけ書いて、バタン。

互いが「同県人」であることと、
年齢を知ることは出来たが、
 

私は本田さんの仕事が

本田さんは私が
「年金で、毎日悠々暮し」どころか

「借金で、毎日その日暮し」

と言うことを、未だ知らないまま。


もし、あの時黙ったままだったら

 「晩白柚」も「生酒」も

今、ここには存在しない。 


ふうらい坊 小坂忠

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする