F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

"I"島"H"町散歩(お寺、小学校)

2012年03月17日 21時34分51秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日の最低気温は8℃、最高気温は16.9℃でした。畑に出ていましたが日差しが出てきたので散歩に行きました。

お寺に向かう道と山門。

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本堂、庭-盆踊りの会場、こんなに狭かった。

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お寺の駐車場から見た"H"町。

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小学校は2013年4月、統合され、廃止されるそうです。今年の卒業生は10名だったようです。

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また、曇ってきましたが穏やかな一日が過ぎて行きました。明日はかわいい来客がありそうです。


須波港

2012年03月16日 20時10分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

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三原市と呉市を結び竹原市などを経由して海岸線を走る国道185号線、全長は約70kmありますが、三原市側起点三原警察署入り口交差点から約5kmのところに須波港があります。"i"島行きのフェリーが出ます。

"I"島側のフェリー乗り場の駐車場に軽トラを置いてありますので、ここまで家人に送ってもらいました。

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後ろの山は瀬戸内海の撮影ポイントで有名な筆影山です。

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筆影山の後ろにある竜王山から見た瀬戸内海の夕景です。遠くに因島大橋が見えます。

(三原市のデータベースからいただきました。)

ここからの写真はよくポスターなどに使われます。

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小さな売店と待合室、切符売り場があります。

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釣りの名所、須波港の防波堤。近くに昔の新興住宅地があり、年金生活者が多く、その人たちが釣りに来るので通称、「年金波止場」と言うそうです。テレビでも紹介されていました。

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フェリーが来ました。広島側からしまなみ海道に乗るときは、尾道まで行くよりはるかに便利です。ただし、1時間に1 便しかありません。

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いつもは1番前に座るのですがしゃべり好きの人たちが先に行ったので1番後ろに後ろ向きで座っていると、内海造船で修理中の多用途支援艦「げんかい」が走っていました。修理後の試験だったのでしょう。

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まもなく、大分県佐伯市に帰るのでしょう。


読書記録061「銀漢の賦(葉室麟)」

2012年03月15日 21時58分06秒 | 読書記録

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立場の違う3人の少年がともに仰いだ天の川。漢詩では「銀漢」と表現される。数十年を経て、政争に勝ち抜いた有能な家老、硬骨な下級武士となり、百姓の一人は一揆の首謀者として刑死した。一つ一つの謎が分かるとともにストーリーが展開していく。最後は旧友の下級武士の支援で元家老は脱藩、甘言で藩を窮地に追い込もうとする一派を駆逐し、藩を救ったのち病死する。銀漢とは頭が白くなった漢(男)のことでもある。

完璧なストーリーと要所にちりばめられる漢詩が素晴らしい。高名な画家でもある元家老が死に際して旧友に送った絵の讃として書かれた蘇軾の詩は「玲瓏山に登る」であった。

玲瓏山に登る最後の行は「莫将有限趁無窮」(有限を将(も)って無窮を趁(お)うこと莫(なか)れ)-限りある身で、永遠を求めることなど愚かなこと。-限りあるからこそ命は尊い、あるいはF老人には「人は与えられた器の中で懸命に誠実に生きなさい」と聞こえました。

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エンジェルフィッシュと金魚を彫りました

2012年03月14日 08時28分01秒 | ガラス彫刻

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3月25日の「三原元気まつり」に出店できそうなので新しい作品を作りました。

エンジェルフィッシュ。素材はビールグラスです。陽光の下、庭石の上で撮りました。

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両面に2匹彫りました。

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金魚。素材はペアにできるように同じにしました。

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金魚も2匹います。

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読書記録060「寂しい写楽(宇江佐真理)」

2012年03月10日 22時36分59秒 | 読書記録

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寛政6年(1794年)5月から翌年3月までの約10ヶ月の間に約150点の錦絵を出版した後、忽然と姿を消した正体不明の絵師として知られる東洲斎写楽が阿波藩のお抱え能役者斎藤十郎兵衛であったという設定。松平定信の寛政の改革により財産を半分没収され、起死回生を狙った書肆蔦屋重三郎が写楽の作品を世に出し、それを葛飾北斎、山東京伝、十返舎一九などがそれを助けるが評判は悪く出版を止めます。滝沢馬琴も出てきます。

写楽の浮世絵は素晴らしいと思っていましたが、出版当時はあまり売れなかったそうです。また、最初の作品がもっともよく、だんだん質が悪くなっていったということは知っていましたが、それがなぜかがよく分かりました。

為政者が変わるたびに規制が変更され、罰せられたり出版ができなくなったりする苦労とそれを逆手にとって何とか自分の文章で生きて行こうとする戯作者の情熱、書肆の意地が主題なのでしょうか。膨大な資料に基づいていることが随所にうかがわれ、素晴らしいと思いますが、ストーリーとしてはもう少し盛り上がるピークがあれば、と思いました。

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