F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

鎮魂-従弟の霊前に

2012年03月19日 23時30分03秒 | 日記・エッセイ・コラム

明日はお彼岸の日。亡父の墓参りとともに、昨年亡くなった1歳年下だった従弟の霊前に、一緒に飲む約束を果たせなかったことを惜しんで焼酎を供えることにしました。

わが兄弟からという形にして中身の入った焼酎に家紋などを彫りました。左右に家紋入りグラスを置きセットにしました。差しつ差されつということで。

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彼は生れてから六十数年、ズーっと同じ家に住み、そのまま逝ってしまいました。それに引き換え、F老人は、15歳で高校の寮に入り、故郷を出てから引越し二十回弱、約2年半のアメリカ生活を含め浮草のように漂い、ようやく瀬戸内海の淵に落ち着きました。いい悪いではなく、環境によってここまで異なるのかと他人事のように納得しています。

彼は家族に恵まれ、幸せな人生であったろうと思いますが、病魔は無差別に襲いかかるのです。お彼岸の日を前にしていろいろ考えさせられました。