F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

岸朝子さんの訃報に接して

2015年09月28日 22時29分49秒 | 日記・エッセイ・コラム
「おいしゅうございます」で有名でしたが、F老人にとっては悲劇の人という思いです。

ニュースで亡くなられたことを知り、すぐに本棚からある本を取り出しました。

澤地久枝さんの「自決 こころの法廷」です。



それは東京湾に浮かぶ戦艦「ミズーリ」艦上で日本が降伏文書に調印した翌日、9歳の長女と7歳の長男に青酸カリの入ったジュースを飲ませ、夫人を銃で撃ち、同じ銃で自決した大本営陸軍報道部長であった親泊朝省大佐の伝記のような本です。親泊大佐は琉球王朝の血を引き、長姉の子供が岸朝子さんでした。

ガダルカナル島での悲惨な戦いの作戦参謀であった親泊当時中佐は、ガ島での勤務ぶりから信頼できる岸秋正中尉と姪の朝子さんの結婚の媒酌を務めます。岸秋正さんは戦後、琉球関連の古文書を収集し、沖縄公文書館には岸秋正文庫があります。

また、岸朝子さんのご両親はアメリカやカナダで水産事業を興し、日本で初めてカキの養殖をした人です。東京湾でカキの養殖をしていましたが都市化したため東北に移したそうです。

沖縄の神童と呼ばれ、陸軍士官学校を首席で卒業し、要職を務めた後、41歳で自決。自らを裁くより、大きなもの、何かわかりませんが-絶望?一家で自決、何度読んでも子供を連れて行ったことはF老人には謎です。子供たちの枕元にはひな人形と武者人形が飾られていたそうです。思いとどまって生きていたら戦後復興に大いに力を発揮されたのでは?

岸朝子さんの訃報を目にしてから何もする気にならず、もう一度本を読んでしまいました。

久しぶりにBBQ

2015年09月28日 19時20分09秒 | 日記・エッセイ・コラム
いい肉が手に入ったのでということで島の家で久しぶりにBBQ。

物置から道具を取り出そうとすると蟻を大量に発見。棚の荷物を全部出しました。



簡易テーブルを作って、火をおこします。





クラブ活動が終わって三原から移動-到着、さっそく焼き始めます。





確かにいい肉でした。肉もおにぎりも順調に胃に収まっていきます。



日没後は大人の時間。



楽しい時間が過ぎて行きました。たまにはいいものです。

スーパームーンは雲の切れ目からときどき見えていました。