金正恩は"お飾り"が真相
(日刊ゲンダイ)より
やっぱりね…
北朝鮮が新たなミサイル発射のために既存の発射施設の
改修や新設を始めていることが報じられた。
米ジョンズ・ホプキンス大の研究グループが確認したものだが、こうなると、
北が米国方面に向けて、新たなミサイル実験をするのは時間の問題だ。
4度目の核実験も「可能性はかなり高い」(拓大研究員の高永氏)と言われるから、
朝鮮半島は一気に緊迫することになる。
そこで素朴な疑問。あの妙な髪形の金正恩第1書記に、
それだけの覚悟があるのか。
そもそも、金正恩にどれだけの決定権があるのかだ。
北朝鮮の事情に詳しいジャーナリストはこう言った。
「北朝鮮内部の権力構造はグチャグチャですよ。
金正恩・第1書記はお飾りで、国防省にあたる人民武力部が裏で操っている。
しかし、ここが総政治局や総参謀部が入り乱れて、権力闘争をしているのです。
金正日総書記はあえて、自分のカリスマ性を高めるために制服組と総政治局、
総参謀部を競わせ、自分への忠誠合戦を演じさせた。
しかし、金正恩の時代になって、それが完全に裏目に出た。
カリスマ性がないものだから、
各組織はバラバラに反目するようになってしまったのです。
こういう状況ではどんなアクシデントが起きてもおかしくない。
それを中国が危惧すれば、金正恩体制を崩壊にもっていくように動くかもしれません」
◆北朝鮮の暴走を止めるのは至難の業
前出の高永氏も「北朝鮮において、金正恩の影響力は4分の1程度だろう」と言った。
「実質的に仕切っているのは金正日総書記の妹の金敬姫の夫である
張成沢・朝鮮労働党行政部長で、意思決定権の半分は占めていると思う。
残りの半分を金正恩第1書記と崔竜海・総政治局長が分け合っている感じです。
いずれにしても、側近たちは金正日が残した10・8遺訓を忠実に履行し、
合法的に核や生物兵器を持つことこそが、北朝鮮の生き残る道であると信じている。
今後も強硬路線は確実です」
金正恩体制はやっぱり傀(かい)儡(らい)。
周囲の暴走を止めるのは容易ではない。
(日刊ゲンダイ)より
やっぱりね…
北朝鮮が新たなミサイル発射のために既存の発射施設の
改修や新設を始めていることが報じられた。
米ジョンズ・ホプキンス大の研究グループが確認したものだが、こうなると、
北が米国方面に向けて、新たなミサイル実験をするのは時間の問題だ。
4度目の核実験も「可能性はかなり高い」(拓大研究員の高永氏)と言われるから、
朝鮮半島は一気に緊迫することになる。
そこで素朴な疑問。あの妙な髪形の金正恩第1書記に、
それだけの覚悟があるのか。
そもそも、金正恩にどれだけの決定権があるのかだ。
北朝鮮の事情に詳しいジャーナリストはこう言った。
「北朝鮮内部の権力構造はグチャグチャですよ。
金正恩・第1書記はお飾りで、国防省にあたる人民武力部が裏で操っている。
しかし、ここが総政治局や総参謀部が入り乱れて、権力闘争をしているのです。
金正日総書記はあえて、自分のカリスマ性を高めるために制服組と総政治局、
総参謀部を競わせ、自分への忠誠合戦を演じさせた。
しかし、金正恩の時代になって、それが完全に裏目に出た。
カリスマ性がないものだから、
各組織はバラバラに反目するようになってしまったのです。
こういう状況ではどんなアクシデントが起きてもおかしくない。
それを中国が危惧すれば、金正恩体制を崩壊にもっていくように動くかもしれません」
◆北朝鮮の暴走を止めるのは至難の業
前出の高永氏も「北朝鮮において、金正恩の影響力は4分の1程度だろう」と言った。
「実質的に仕切っているのは金正日総書記の妹の金敬姫の夫である
張成沢・朝鮮労働党行政部長で、意思決定権の半分は占めていると思う。
残りの半分を金正恩第1書記と崔竜海・総政治局長が分け合っている感じです。
いずれにしても、側近たちは金正日が残した10・8遺訓を忠実に履行し、
合法的に核や生物兵器を持つことこそが、北朝鮮の生き残る道であると信じている。
今後も強硬路線は確実です」
金正恩体制はやっぱり傀(かい)儡(らい)。
周囲の暴走を止めるのは容易ではない。
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