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27日、USダウ反落し43ドル安 過度な緩和期待後退 ナスダック半年ぶり高値

2010年10月28日 06時46分51秒 | Weblog
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落し、前日比43ドル18セント(0.4%)安の1万1126ドル28セントで終えた。

米紙の報道を受け、米連邦準備理事会(FRB)による追加金融緩和策の規模が市場の期待ほど大きくならないとの見方が出て、利益確定売りが優勢となった。

27日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が11月2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが決めるとみられる追加の金融緩和策について「国債の購入額は今後数カ月で数千億ドル規模になる可能性が高い」と報じた。

FRBがより大規模な緩和を決めるとの観測が、最近までの株価上昇局面を支えてきた面がある。

報道された規模はやや控えめと市場の一部で受け止められた。

相場に高値警戒感が出ていたことも手伝い、当面の利益を確定する売りが優勢となった。

外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇し、ドルと逆行しやすい原油など商品先物相場が下落。

素材株やエネルギー株などの収益にマイナスとの見方から売りを誘い、相場の重荷となった。ダウ平均の下げ幅は一時150ドルに迫る場面があった。

ただ午後はドル買いが一服したこともあり、株式相場には値ごろ感からの買いが入り、ダウ平均は下げ幅を縮めた。最近やや軟調だった大手銀行株が買い戻されたほか、企業業績の底堅さなどを意識した買いがIT(情報技術)関連株などに入った。

ナスダック総合株価指数は6日続伸し、前日比5.97ポイント(0.2%)高の2503.26と4月29日以来、約6カ月ぶりの高値で終えた。

米金融緩和への過度な期待が後退し、売りが先行したが、次第に業績期待などからの買い戻しが優勢となった。

CME日経225先物 9400円

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