「大暑」、果実氷のプレゼント 京都市動物園
二十四節気の一つで、1年で最も暑い時期とされる「大暑」の22日、京都市動物園(左京区)の動物に氷の塊が贈られた。
トラやゾウたちが氷の表面をかじったり、中に入っている果物を取り出して食べ、ひとときの涼しさを楽しんだ。
氷は、京都全魚類卸協同組合(下京区)が1991年から毎夏贈っている。
キウイやグレープフルーツ、ブドウなどを並べて人気ゲームのキャラクターの顔を描いた板状の氷や、ケーキのような丸い形の氷など計25個が10種の動物舎に届けられた。
果物入りの氷二つが届けられたゾウは氷を足で踏んで割り、中に入っているリンゴやオレンジを、鼻で器用につかんで、次々と口に運び、来園者が感心した様子で写真におさめていた。
指で必死に氷の中の果物をかき出すアカゲザルを、祖父と一緒に見ていた小学2年の田中春翔君=山科区=は「氷を食べるのを初めて見た。
冷たそうだけど、涼しそう」と話していた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます