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なぜだ!?情報漏洩官僚が山形大教授に栄転

2013年04月02日 21時51分21秒 | Weblog
なぜだ!?情報漏洩官僚が山形大教授に栄転

(日刊ゲンダイ)より

「ケジメはついた…」と情実人事

霞が関の常識は世間の非常識――。情報漏洩官僚が大学の教壇に立つマンガみたいな人事が話題になっている。

今年2月に原子力規制庁の審議官を更迭された名雪哲夫氏(54=写真)が3月31日付で山形大の教授に就任したのだ。

「重粒子線がん治療施設設置準備室本部企画室」という研究室に配属される。



名雪氏は日本原子力発電敦賀原発の活断層調査をめぐり、公表前の報告書案を原電役員に漏洩したとして訓告処分になった人物。規制庁から出身元の文部科学省に戻され、官房付となっていた。

そんないわくつき官僚を教授に迎える山形大はどういう了見なのか。


「名雪氏を教授に招いたのは、重粒子線がん治療の体制強化のための人事の一環です。

原子力の技術畑を一貫して歩んでこられた方ですから、きっと本学の力になっていただけると思っております。

漏洩問題ですか?

訓告という指導上の処分を受けたことで一定のケジメはついており、倫理的な問題はないと考えています」(総務課)



文科省も「大学側の要請に応じて専門知識を持つ行政官を出向させました。

天下りではないので退職金も支給されていません」(人事課)と言う。

要は“ほとぼり”を冷ますのである。

そんな教授を迎えなくてはいけない学生が気の毒になるが、この人事の怪しさはまだある。


「07年に山形大の学長に就任した結城章夫氏は科学技術庁の出身です。

原子力安全や研究開発行政に携わり、最後は旧科技庁出身者として初めて、文科省の事務次官に上りつめました。

同じルートを歩んできた名雪氏を結城学長はかわいがっていたそうです」(霞が関事情通)

「なるほど」と合点がいく、“情実人事”だ。

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