国家安泰願う、至高の真言 東寺で「後七日御修法」
真言宗の最高儀式「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が8日、
京都市南区の東寺(教王護国寺)で始まった。
真言宗各派の高僧が集まり、
7日間にわたって国家の安泰や人々の幸せを祈願する。
開祖・空海が835年に宮中で行ったのが起源。
一時途絶えたが、1883年から東寺で毎年1月に営まれている。
午前11時半、北啓太・宮内庁京都事務所長が唐びつに納めた
天皇の御衣(ぎょい)を道場の灌頂院(かんじょういん)に届けた。
続いて導師の大阿闍梨(だいあじゃり)を務める
亀谷暁英・隨心院門跡ら15人の高僧が、
朱傘を差し掛けられて境内を練り、灌頂院に入った。
御修法は非公開で計21座ある。
結願の14日午後0時半から1時間のみ同院内の参拝が可能。
国宝の両界曼陀羅(まんだら)図などが見られる。
有料。
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