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外交・安保の素人が閣僚になってはいけないのか。

2011年09月05日 07時08分32秒 | Weblog
外交・安保の素人が閣僚になってはいけないのか。・・・(日々雑感)より

素人とは何だろうか、実務を知らないということなのか、それとも外交や安保の在り様を知らないということなのだろうか。

日本国民で義務教育修了程度の常識的な頭脳と判断力があれば、誰でも日本の外交・安保の現状が世界的な常識の水準にあるとは思わないだろう。

それでは玄人とは何だろうか、外交・安保の玄人とは自民党の石破氏などのように米国の意のままに日本政府は動くことだと「米国の世界戦略」こそが世界秩序のすべてだと国民に押し付けることなのだろうか。

世界各国の権力に取り入り、日本の国益よりも自分たち権益を擁護する外務官僚の「動き」を外交だと追認することが外交の玄人なのだろうか。

最も恐ろしいのは閣僚たちが現在の外交・安保を積み上げてきた官僚たちの言いなりになることだ。

現在日本の体たらくはまさしく官僚たちの体たらくの結実だ。

その官僚たちを指揮監督すべき閣僚が官僚たちの操り人形となり大きな顔をする木偶の棒と化すことだ。

それだけはしてはならない。たとえ素人といわれようと、初志を貫徹すべきだ。

鳩山氏も誰から何と言われようと「最低でも県外」の旗を下すべきではなかった。

米国は鳩山氏の意向を受けて「県外移設」を日本の外交・防衛当局へ打診したが、外交・防衛当局が「いや、鳩山氏の発言は無視して日米合意の辺野古沖移設で押すように」と返答していたことがウィキリークスの秘密外交文書の公開で暴露されてしまった。

玄人のやり方は自分たちの利権擁護が最優先で、国民の願いは微塵も考慮されない。

結果として外交・安保所管閣僚は鳩山氏の思いとは異なるコメントを流し続け、首相に協力しなかった。

日本国外交と防衛を本気で考えるなら自主独立路線を模索すべきだろう。

それを素人の理屈だ、と玄人筋が嘲笑するのは米国傀儡論理だと論破しなければならない。

日本は国際比較で決して少なくない防衛予算を毎年支出しているが、その成果たる防衛力は国際比較で問題にならないほど低いのはなぜだろうか。

玄人筋の人たちは「攻撃軍を持たないから当然だ」と専守防衛を楯にとるが、攻撃力を保持しない防衛力は存在しないのは世界の常識だ。

玄人筋の人たちは米軍抜きの日本防衛は成り立たない状態に日本を置いてきた。

それが玄人の外交・安保だというのなら、それこそが被占領の意識の権化だといわざるを得ない。

日本はいまだにGHQ支配下にあるがごとく振る舞うのが玄人なら、そんな玄人政策こそ打破すべきだろう。

外交・安保の素人が閣僚になって何が悪いか、と改めて問わなければならない。

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