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TPP交渉の現場はアメリカ企業一色!?日本が交渉参加しても、日本の要求が実現する可能性は低い!

2013年04月02日 21時04分23秒 | Weblog

TPP交渉の現場はアメリカ企業一色!?日本が交渉参加しても、日本の要求が実現する可能性は低い!

(正しい情報を探すブログ)より

TPP Chief Negotiators

安倍首相やマスコミは未だに「TPPを交渉で変えよう」などと言っていますが、既にTPP交渉というのはアメリカでガッチリと固められており、日本側の要求を通す余地が無い状況になってしまっています。以下はNPO法人「アジア太平洋資料センター」(PARC)事務局長の内田聖子氏がTPP交渉に潜入した時の事を書いた報道記事です。
これを読むと分かるように、TPP交渉に参加した所でアメリカ大企業のPR合戦に巻き込まれてしまうだけで、日本が自分の主張を言う暇なんて無いのです。


☆緊急潜入! TPP交渉の現場はアメリカ企業一色だった
URL http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130401-00000113-playboyz-pol

引用:
内田氏が“潜入”したのは、3月4日から13日にかけて、シンガポールで行なわれた第16回のTPP交渉会合だ。

「その日、TPP交渉会合に参加していたのは参加11ヵ国の交渉官約300人と、各国の企業や業界団体、NGOなどステークホルダーが200人から300人。多く見積もって総勢600人ほど。TPPは交渉する分野が幅広いので、参加国はそれぞれ専任の担当官を集めた交渉チームとして会合に臨みます。そこには国力の差が表れていて、例えば、アメリカが20人ほどの交渉担当官をそろえている一方で、ブルネイやベトナムは10人もいない。小国は常にハンデを負うことになります」

その現場では、どのようにして交渉が行なわれるのだろうか。

「いざ公式の交渉が始まれば、21の分野ごとに長時間にわたって話し合いが行なわれるのですが、会議室に入れるのは各国の交渉官だけ。私たちステークホルダーは入れません。TPPの交渉は完全な密室で行なわれます」

国益を大きく左右する話し合いが、秘密裏に進められているのだ。ちなみに、会期中にはステークホルダーが交渉担当官とコンタクトが取れる「ステークホルダー会議」なるものが一日だけ開かれるという。ステークホルダーとは、どんな人たちなのか。

「参加していた200人から300人のステークホルダーのうち、8割は企業あるいは企業連合の人たちで、その半数以上がアメリカの企業の関係者でした。しかも、カーギル、フェデックス、VISA、ナイキ、グーグル、フォード、GEなど巨大企業ばかり。また、アメリカの大企業約100社が加盟する『TPPを推進する米国企業連合』や米国商工会議所、米国研究製薬工業協会などの業界団体も名を連ねていましたね」

ほぼアメリカ一色に染められたその会場で、ステークホルダー会議は始まったという。

「ステークホルダーと交渉官を招いたレセプションの主催は在シンガポール米国商工会議所。なぜ議長国でもないアメリカの団体が?と思っていたら、冒頭のスピーチで代表のアメリカ人が『TPPで自由貿易をさらに促進すれば各国の経済発展は必ず約束されている』と得意顔で話しました」

会場では、約70の団体・企業がブースで各国の交渉担当官向けにプレゼンテーションを行なっていたのだが、やはり、そのほとんどがアメリカ企業だったという。

「各担当者が交渉官向けに『TPPが実現すればこれだけアナタの国に投資します』『安価で高品質な商品を提供します』といった具合のPR合戦。もはやそれはプレゼンというより商談会。まだ交渉は途中段階のはずなのに、アメリカ企業と各国政府の間で“TPP後”を見据えた密接な関係づくりが行なわれていたのです。その光景は、まさに『アメリカの大企業のためのTPP』といった印象。こんな場所に今さら日本が乗り込んだところでいったい何ができるのかと感じましたね」

これほど不利な状況下で、安倍政権は交渉をどう乗り切るつもりなのか。具体策がないままなら、“聖域”の確保は難しいだろう。

(取材・文/興山英雄)

■週刊プレイボーイ15号「イケイケ安倍政権を待つTPP交渉会合 恐怖の実態!!」より
:引用終了


そもそも、前にも紹介しましたように、TPP交渉というのは後発国の再交渉を認めていません。ですので、今頃日本がTPP交渉に参加しても、日本の要求が受け入れられることなんて限りなくゼロに等しいと言えるでしょう。

安倍首相も「TPPで農業は打撃を受ける」とハッキリ言っているわけです。それを知っているのにも関わらず、彼はTPP交渉参加表明をしてしまいました。
「安倍首相の策略だ」とか「TPPで中国包囲網」なんて適当なことを言っている方がいますが、現実を見てください。交渉権も何も無いのに、とても不利な条約に彼は踏み込んでしまっているのです。私にはこのような決断をしてしまう方を信用することは到底出来ません。

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