カダフィを殺害したのはフランス情報機関
(陽光堂主人の読書日記)より
1年前の10月に、リビアの最高指導者カダフィ大佐が反政府勢力によって
殺害されましたが、実際に手を下したのはフランスの情報機関員だったようです。
フランスのインターネット新聞「メディアパルト」が暴露しました。
産経ニュースは、本日付で記事の概要を紹介しています。(http://sankei.jp.msn.com/world/news/121007/erp12100701140000-n1.htm)
フランスがカダフィ大佐殺害? リビアの担当者証言 ネット新聞
2011年10月に死亡したリビアの最高指導者カダフィ大佐をめぐり、
フランスのインターネット新聞「メディアパルト」は6日までに、
カダフィ政権崩壊後に暫定統治を担った国民評議会の情報担当者が
「フランスの情報機関要員が直接殺害した」と証言したと報じた。
証言したラミ・オベイディ氏は、07年のフランス大統領選で当選した
サルコジ氏へのカダフィ政権からの資金援助疑惑が背景にあると指摘。
「エリゼ宮(大統領府)は暴露を恐れカダフィの死を望んでいた」と述べた。
フランスメディアによると、サルコジ氏はカダフィ政権から
5千万ユーロ(約51億円)の資金援助を受けた疑惑がある。
カダフィ氏の死をめぐっては、イタリア紙が先月下旬、国民評議会の
元幹部のジブリル氏やオベイディ氏らの証言を基にフランスの情報機関の
関与を指摘する記事を掲載した。(共同)
イタリア紙も同様の記事を報じていますから、フランス情報機関による
殺害と見て間違いないでしょう。
命じたのはもちろんサルコジ元大統領で、
あの悪相を思い出すと誰でも納得してしまいます。
殺害の動機は、カダフィ政権からの資金援助を隠蔽するためと見られますが、
サルコジはこの件を否定しています。
しかし、カダフィ政権で首相を務めていた人物の弁護士が事実だと
述べているので、根拠のない話ではありません。
産経ニュースは、今年5月4日付でこう報じています。(http://sankei.jp.msn.com/world/news/120504/mds12050413160004-n1.htm)
カダフィ政権がサルコジ氏に資金援助 元首相認めたと弁護士
ロイター通信によると、リビアの旧カダフィ政権で最後の首相だった
マハムーディ氏の弁護士は3日、同政権が2007年の前回
フランス大統領選で、現大統領のサルコジ氏陣営に5千万ユーロ(約53億円)
の資金を提供したとマハムーディ氏が述べていることを明らかにした。
同氏が拘束されているチュニジアで記者団に語った。
フランスの有力ネット新聞「メディアパルト」は、カダフィ政権が
資金供与に「原則合意」した文書の存在を報じているが、マハムーディ氏は
実際に資金が提供されたと述べたという。
サルコジ氏側はネット新聞の報道を否定している。
弁護士によると、マハムーディ氏は、報道された文書はリビアの
情報機関長官を務めたクーサ元外相が署名した本物だと語った。
ロイターによると、クーサ氏もネット新聞報道を否定している。(共同)
合意文書の存在が鍵を握っていますが、
あったとしても表に出ることはないでしょう。
これが明らかになれば、フランスの威信は地に堕ちることになります。
この筋書きによると、フランス大統領選を控えたサルコジがカダフィからの
賄賂の発覚を恐れて、リビアの民主化運動に見せかけて政権を転覆、
情報機関員を使って殺害したということになります。
分かり易すぎて却って怪しい感じもしますが、リビア政変にフランスが
深く関与していることは間違いありません。
フランスはシリア「内戦」にも積極的に関与しており、
その手は血にまみれています。
シリアの沖合には、未開発の大規模なガス資源が眠っているとされており、
東地中海を自らの勢力圏と捉えているフランスはリビア同様、
シリアを自国の支配下に置こうとしています。
リビアはイタリアの植民地でしたが、第二次世界大戦後に英仏に共同統治されました。
シリアも、フランスから独立しています。
旧宗主国として支配権があると未だに思っているのかも知れませんが、
自国の利益のために他国を侵略し、多くの国民を死に追いやっているのですから、
米国同様のヤクザ国家です。
フランス人は誇り高いので反米的な傾向が強いと言われますが、
ヤクザ同士なので仲が悪いのでしょう。
G8(先進8カ国)は押しなべてこのような国ばかりで、これらの国に巣食う
権力者どもを追い出せば、世界はかなり住みやすくなるはずです。
まずは我国が手本を示して、悪徳ペンタゴンを一掃できればよいのですが…。
(陽光堂主人の読書日記)より
1年前の10月に、リビアの最高指導者カダフィ大佐が反政府勢力によって
殺害されましたが、実際に手を下したのはフランスの情報機関員だったようです。
フランスのインターネット新聞「メディアパルト」が暴露しました。
産経ニュースは、本日付で記事の概要を紹介しています。(http://sankei.jp.msn.com/world/news/121007/erp12100701140000-n1.htm)
フランスがカダフィ大佐殺害? リビアの担当者証言 ネット新聞
2011年10月に死亡したリビアの最高指導者カダフィ大佐をめぐり、
フランスのインターネット新聞「メディアパルト」は6日までに、
カダフィ政権崩壊後に暫定統治を担った国民評議会の情報担当者が
「フランスの情報機関要員が直接殺害した」と証言したと報じた。
証言したラミ・オベイディ氏は、07年のフランス大統領選で当選した
サルコジ氏へのカダフィ政権からの資金援助疑惑が背景にあると指摘。
「エリゼ宮(大統領府)は暴露を恐れカダフィの死を望んでいた」と述べた。
フランスメディアによると、サルコジ氏はカダフィ政権から
5千万ユーロ(約51億円)の資金援助を受けた疑惑がある。
カダフィ氏の死をめぐっては、イタリア紙が先月下旬、国民評議会の
元幹部のジブリル氏やオベイディ氏らの証言を基にフランスの情報機関の
関与を指摘する記事を掲載した。(共同)
イタリア紙も同様の記事を報じていますから、フランス情報機関による
殺害と見て間違いないでしょう。
命じたのはもちろんサルコジ元大統領で、
あの悪相を思い出すと誰でも納得してしまいます。
殺害の動機は、カダフィ政権からの資金援助を隠蔽するためと見られますが、
サルコジはこの件を否定しています。
しかし、カダフィ政権で首相を務めていた人物の弁護士が事実だと
述べているので、根拠のない話ではありません。
産経ニュースは、今年5月4日付でこう報じています。(http://sankei.jp.msn.com/world/news/120504/mds12050413160004-n1.htm)
カダフィ政権がサルコジ氏に資金援助 元首相認めたと弁護士
ロイター通信によると、リビアの旧カダフィ政権で最後の首相だった
マハムーディ氏の弁護士は3日、同政権が2007年の前回
フランス大統領選で、現大統領のサルコジ氏陣営に5千万ユーロ(約53億円)
の資金を提供したとマハムーディ氏が述べていることを明らかにした。
同氏が拘束されているチュニジアで記者団に語った。
フランスの有力ネット新聞「メディアパルト」は、カダフィ政権が
資金供与に「原則合意」した文書の存在を報じているが、マハムーディ氏は
実際に資金が提供されたと述べたという。
サルコジ氏側はネット新聞の報道を否定している。
弁護士によると、マハムーディ氏は、報道された文書はリビアの
情報機関長官を務めたクーサ元外相が署名した本物だと語った。
ロイターによると、クーサ氏もネット新聞報道を否定している。(共同)
合意文書の存在が鍵を握っていますが、
あったとしても表に出ることはないでしょう。
これが明らかになれば、フランスの威信は地に堕ちることになります。
この筋書きによると、フランス大統領選を控えたサルコジがカダフィからの
賄賂の発覚を恐れて、リビアの民主化運動に見せかけて政権を転覆、
情報機関員を使って殺害したということになります。
分かり易すぎて却って怪しい感じもしますが、リビア政変にフランスが
深く関与していることは間違いありません。
フランスはシリア「内戦」にも積極的に関与しており、
その手は血にまみれています。
シリアの沖合には、未開発の大規模なガス資源が眠っているとされており、
東地中海を自らの勢力圏と捉えているフランスはリビア同様、
シリアを自国の支配下に置こうとしています。
リビアはイタリアの植民地でしたが、第二次世界大戦後に英仏に共同統治されました。
シリアも、フランスから独立しています。
旧宗主国として支配権があると未だに思っているのかも知れませんが、
自国の利益のために他国を侵略し、多くの国民を死に追いやっているのですから、
米国同様のヤクザ国家です。
フランス人は誇り高いので反米的な傾向が強いと言われますが、
ヤクザ同士なので仲が悪いのでしょう。
G8(先進8カ国)は押しなべてこのような国ばかりで、これらの国に巣食う
権力者どもを追い出せば、世界はかなり住みやすくなるはずです。
まずは我国が手本を示して、悪徳ペンタゴンを一掃できればよいのですが…。
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