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USダウ反落。東証は4日続騰。 USダウ先物、時間外では売りで調整から買い優勢へ。

2009年08月11日 15時39分01秒 | Weblog
日経平均は10,585円の61円高。東証1部の値上がり銘柄数は1,026、値下り銘柄数は506。出来高は19億1,398万株。

前日までの上海株式市場が4日続落で、昨日のNYダウも小幅反落したため、今朝の東京株式市場も足踏みで始まりましたが、押し目買い意欲に支えられ、日経平均は年初来高値を更新しました。

本日と明日開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)で米国債の買い取り計画が延長・増額されないと、米国株も下落するのではないかといった不安も抱かれているため、やや及び腰となりましたが、日本企業の決算発表が予想よりも改善している企業も目立つことや、日本のGDPが欧米よりも先にプラス成長に転じることも支えとなっているようです。

米国の4~6月期のGDPは前期比年率換算マイナス1%成長でしたが、13日に発表される欧州の4~6月期のGDPは米国よりもマイナス幅が拡大すると見られています。それに対して、17日に発表される日本の4~6月期のGDPは年率4~5%成長になっているといった期待も託されています。

東京株式市場ではFOMCで米国債の買入れ策の拡充されなかった場合を警戒し、上値も大きくは拡大しませんでしたが、その分、テーマ株に活路を求める動きも再燃し、リチウムイオン電池関連のGSユアサコーポレーションや電気自動車向けにモーターとインバーターを供給している明電舎が賑わいました。

戸田工業(4100)はリチウムイオン電池の正極材の新工場を米国に建設すると日経新聞で報じられ、ストップ高買い気配を続け、大引けで比例配分となりました。

日経ジャスダック平均は1,227円の8円高。

第一精工はLEDバックライト用コネクタの出荷が伸び、今期の営業利益計画を23億円(前期比33%減益)→49億円(前期比43%増益)に引き上げたため、ストップ高となりました。

半導体DRAMの回路の微細化のために銅配線が採用され、洗浄工程との関連上、銅配線回路用CMPスラリー(研磨材)には超高純度コロイダルシリカの採用が増えるという期待から扶桑化学工業(4368)はいちよし経済研究所がフェアバリューを2,020円でレーティングは「1-A-HR」と発表したため、1,031円(前日比100円高)とストップ高になりました。

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