春の花街に舞の華満開 都をどり大ざらえ
京都市内の桜が満開を迎える中、花街・祇園甲部の
舞踊公演「都をどり」の大ざらえが31日、
東山区の祇園甲部歌舞練場であった。
1日からの本公演を前に、移ろう四季をつづった舞台で、
芸舞妓のあでやかな舞が招待客に披露された。
141回目の今年の演目は「春宴四季巡昔話
(はるうたげしきめぐるものがたり)」。
親しみやすいおとぎ話や伝説を取り入れ、全8景で展開する。
「都をどりはー、ヨーイヤサー」の掛け声で幕を開け、
深草少将の悲恋を伝える「通(かよい)小町小野草紙」や
「鶴の恩返し」などが美しい舞とともに繰り広げられた。
道成寺伝説がテーマの舞台では、川を泳ぐ竜や
大きな鐘の演出が会場を盛り上げた。
御室桜が咲く舞台での総をどりでフィナーレを飾った。
4月1日から30日まで。
午後0時半、2時、3時半、4時50分の1日4回公演。
2千~4500円。
祇園甲部歌舞会TEL075(541)3391。
京都新聞
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