もう寝言はやめてくれ朝日新聞 国債暴落煽って増税後押し
(日刊ゲンダイ)より
野田政権の宣伝部隊に成り果てた大マスコミが、連日、飽きもせず消費増税キャンペーンを続けている。
そんな中、朝日新聞がまたトンチンカンな記事で財政危機を煽(あお)り、大増税を後押ししているからア然だ。
きのう(5日)の朝刊で、こんな記事を掲載したのだ。
〈日本国債が「安全」とみられるのは、消費税率が5%と低く、増税で財政を立て直す余地がまだ大きいと思われていることが理由のひとつ〉
〈イタリアやスペインでは春以降、国債が値下がり(金利は上昇)するだけでなく、株価も欧州通貨ユーロも値下がりする「トリプル安」が進んでいる。
消費増税が頓挫すれば、日本でも同じような事態が起きかねない〉
消費増税をしなければ、国債が暴落する、大変だ、というのである。
朝日は定期的にこの手の記事を載せている。
今年2月には、国債の急落に備えて三菱東京UFJ銀が作成した“危機シナリオ”を1面トップで掲載。
危機管理はいつもどの銀行でもやっているのだが、ことさら大げさにして消費増税が必要だと煽っていた。
醜悪だ。
朝日に限らず、増税一色の大マスコミは似たり寄ったりの論調だが、冗談じゃない。
「国民をダマすのもいい加減にしろ!」「おまえらは財務省のHPか」だ。
専門家に言わせれば、日本国債の暴落なんてウソも大ウソ。
現実には絶対に起こり得ない絵空事なのだ。
「日本は破産しない!」などの著書がある経済評論家の上念司氏がこう指摘する。
「日本国債は暴落するどころか、飛ぶように売れ、逆に値上がりしています。
なぜなら、いま円高リスクなしで買える確定利回り商品は国債しかなく、加えて、日本国債は世界最高の安全度だからです。
政府がデフレ政策を続ける限り、金利は上昇しません。
金利と国債価格は負の相関関係にあり、金利が下がれば、国債価格は上昇する。
だから、今の日本では国債は値下がりしないのです。
仮に日銀がデフレ政策をやめて、金利が1・2%程度になったところで、何の影響もない。
米国や英国も1・5%程度です。60兆円の紙幣を刷ったとしても、インフレ率は3%程度で適正値。
これほど安全、安心な国債を突然、『紙くずになる』と、みんなが一斉に手放すと思いますか。
絶対にあり得ない話です」
実は、朝日は同じ記事の中で、〈(4日の)10年物の日本国債の利回りは一時、約9年ぶりに0・8%を割る水準まで下がった〉と書いている。
一方で金利が下がったと書き、一方で国債が暴落すると言うのだ。
こんなデタラメな話はない。
米格付け会社フィッチが先月、日本国債の格付けを1段階引き下げたというニュースもあったが、格付け会社の多くは、リーマン・ショック前まで、原因となったサブプライムローンに最高評価「AAA」をつけていたいい加減な連中だ。
「国債暴落の危機を煽る勢力の背後には、日本の国債暴落でひと儲けしたい“ハゲタカ”の存在も見え隠れします。
そんな口車に乗って、デフレ下で増税をすれば、名目GDPは落ち込み、税収が減少するのは経済学では常識です。
なぜ、大マスコミは本当のことを伝えないのか。
今の報道は戦前の大本営発表と何も変わりません」(上念司氏=前出)
増税法案が潰れても、日本国債は暴落しない。
ハゲタカが揺さぶる程度だ。
その時、朝日はどう書くのか。
「財務省や日銀のレクチャーが間違っていたからだ」と逃げるつもりか。
(日刊ゲンダイ)より
野田政権の宣伝部隊に成り果てた大マスコミが、連日、飽きもせず消費増税キャンペーンを続けている。
そんな中、朝日新聞がまたトンチンカンな記事で財政危機を煽(あお)り、大増税を後押ししているからア然だ。
きのう(5日)の朝刊で、こんな記事を掲載したのだ。
〈日本国債が「安全」とみられるのは、消費税率が5%と低く、増税で財政を立て直す余地がまだ大きいと思われていることが理由のひとつ〉
〈イタリアやスペインでは春以降、国債が値下がり(金利は上昇)するだけでなく、株価も欧州通貨ユーロも値下がりする「トリプル安」が進んでいる。
消費増税が頓挫すれば、日本でも同じような事態が起きかねない〉
消費増税をしなければ、国債が暴落する、大変だ、というのである。
朝日は定期的にこの手の記事を載せている。
今年2月には、国債の急落に備えて三菱東京UFJ銀が作成した“危機シナリオ”を1面トップで掲載。
危機管理はいつもどの銀行でもやっているのだが、ことさら大げさにして消費増税が必要だと煽っていた。
醜悪だ。
朝日に限らず、増税一色の大マスコミは似たり寄ったりの論調だが、冗談じゃない。
「国民をダマすのもいい加減にしろ!」「おまえらは財務省のHPか」だ。
専門家に言わせれば、日本国債の暴落なんてウソも大ウソ。
現実には絶対に起こり得ない絵空事なのだ。
「日本は破産しない!」などの著書がある経済評論家の上念司氏がこう指摘する。
「日本国債は暴落するどころか、飛ぶように売れ、逆に値上がりしています。
なぜなら、いま円高リスクなしで買える確定利回り商品は国債しかなく、加えて、日本国債は世界最高の安全度だからです。
政府がデフレ政策を続ける限り、金利は上昇しません。
金利と国債価格は負の相関関係にあり、金利が下がれば、国債価格は上昇する。
だから、今の日本では国債は値下がりしないのです。
仮に日銀がデフレ政策をやめて、金利が1・2%程度になったところで、何の影響もない。
米国や英国も1・5%程度です。60兆円の紙幣を刷ったとしても、インフレ率は3%程度で適正値。
これほど安全、安心な国債を突然、『紙くずになる』と、みんなが一斉に手放すと思いますか。
絶対にあり得ない話です」
実は、朝日は同じ記事の中で、〈(4日の)10年物の日本国債の利回りは一時、約9年ぶりに0・8%を割る水準まで下がった〉と書いている。
一方で金利が下がったと書き、一方で国債が暴落すると言うのだ。
こんなデタラメな話はない。
米格付け会社フィッチが先月、日本国債の格付けを1段階引き下げたというニュースもあったが、格付け会社の多くは、リーマン・ショック前まで、原因となったサブプライムローンに最高評価「AAA」をつけていたいい加減な連中だ。
「国債暴落の危機を煽る勢力の背後には、日本の国債暴落でひと儲けしたい“ハゲタカ”の存在も見え隠れします。
そんな口車に乗って、デフレ下で増税をすれば、名目GDPは落ち込み、税収が減少するのは経済学では常識です。
なぜ、大マスコミは本当のことを伝えないのか。
今の報道は戦前の大本営発表と何も変わりません」(上念司氏=前出)
増税法案が潰れても、日本国債は暴落しない。
ハゲタカが揺さぶる程度だ。
その時、朝日はどう書くのか。
「財務省や日銀のレクチャーが間違っていたからだ」と逃げるつもりか。
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