中国、実質9・6%成長へ鈍化 7~9月、消費が主導
中国国家統計局が発表したGDP速報値の資料に殺到する記者ら=21日、北京市内(共同)
【北京共同】中国国家統計局が21日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は、前年同期比9・6%増となり、4~6月期(10・3%増)より鈍化した。
4四半期ぶりに10%を割り込んだが、個人消費が主導する形で、中国政府が目標とする8%を上回り、高成長を維持した。
9月の消費者物価指数は前年同月比3・6%上昇し、2008年10月(4・0%上昇)以来、1年11カ月ぶりの高い伸びとなった。
インフレ懸念が一段と高まりそうだ。
7~9月期の成長鈍化は、前年同期の数字が高かった反動や景気過熱を抑える一連の政策効果があらわれ始めたため。
統計局の盛来運報道官は「消費や投資などの増加で、中国経済は全体として良い方向に向かっている」と指摘。
同時に、ドル安を背景とした国際商品価格の高騰などを踏まえて、物価動向を注視する必要性を強調した。
1~9月期の実質GDPは前年同期比10・6%増。新車販売が力強さを取り戻すなど個人消費は所得の増加などを背景に堅調に推移しており、内需が高成長を支えている。
個人消費の指標となる1~9月の小売総額は、18・3%増となった。
1~9月期は、公共事業や不動産開発など固定資産投資が24・0%増と高水準が続いた。
工業生産は16・3%増と伸びがやや鈍った。
(共同通信)
中国国家統計局が発表したGDP速報値の資料に殺到する記者ら=21日、北京市内(共同)
【北京共同】中国国家統計局が21日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は、前年同期比9・6%増となり、4~6月期(10・3%増)より鈍化した。
4四半期ぶりに10%を割り込んだが、個人消費が主導する形で、中国政府が目標とする8%を上回り、高成長を維持した。
9月の消費者物価指数は前年同月比3・6%上昇し、2008年10月(4・0%上昇)以来、1年11カ月ぶりの高い伸びとなった。
インフレ懸念が一段と高まりそうだ。
7~9月期の成長鈍化は、前年同期の数字が高かった反動や景気過熱を抑える一連の政策効果があらわれ始めたため。
統計局の盛来運報道官は「消費や投資などの増加で、中国経済は全体として良い方向に向かっている」と指摘。
同時に、ドル安を背景とした国際商品価格の高騰などを踏まえて、物価動向を注視する必要性を強調した。
1~9月期の実質GDPは前年同期比10・6%増。新車販売が力強さを取り戻すなど個人消費は所得の増加などを背景に堅調に推移しており、内需が高成長を支えている。
個人消費の指標となる1~9月の小売総額は、18・3%増となった。
1~9月期は、公共事業や不動産開発など固定資産投資が24・0%増と高水準が続いた。
工業生産は16・3%増と伸びがやや鈍った。
(共同通信)
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