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中本奈緒子県連のイジメに耐え「1日50回」の辻立ち県内一巡

2010年06月17日 05時57分50秒 | Weblog
本紙で新連載スタート!!【参院選激戦区 小沢系候補を追う】静岡 中本奈緒子 
県連のイジメに耐え「1日50回」の辻立ち県内一巡 (日刊ゲンダイ 2010年6月14日 掲載)

●ダブル辞任後も小沢秘書が支える

 2人区に2人擁立――。
小沢一郎前幹事長が打ち出した“原則”の象徴となったのが静岡選挙区だ。
「現職が落選しそうだ」と県連と連合静岡が猛反発。
2人目候補に中本奈緒子が決まって2カ月経った今も、県連は中本を一切支援しない。
それどころか、菅新執行部が発足すると、「2人擁立見直すべし」と真っ先に声を上げ、8日、安住淳選対委員長に直接申し入れた。
 
党本部の公募で公認が決まった中本は、勤務先こそ静岡だったものの、兵庫県出身、大阪府立大大学院工学研究科の博士課程修了で、落下傘候補に近い。
ただし、夫が地元の大企業「スズキ」の社員なのは強みだ。
組織の支援がないため、選挙事務所は両親や夫など家族運営でスタート。
見かねた小沢は、4月中旬に事務局長を、5月初めに若手の私設秘書を送り込んだ。

以降、中本は小沢秘書の指導の下、徹底した“小沢選挙”を行っている。
「『国民の生活が第一』の政治を前に進めてまいります」
軽ワゴンで数百メートル進んでは、2、3分の演説を繰り返す。
小沢から、「選挙は地道な活動から始まる。
大変だぞ。1日50回やれば勝てる」と言われたと中本は話す。
山間部から始めた毎日50カ所の辻立ちは、1カ月かけて市街地へ下り、県内を一巡した。
いわゆる小沢流の「川上から川下戦略」である。

県連が反発すればするほど、中本イコール「小沢の候補」という看板が強調される。
党内対立は県民の間でも有名で、大組織が若い女性を“イジメ”る構図に、事務所へは同情の声が届き、ボランティアが集まった。
運転する軽トラックを止めて、中本の辻立ちを眺めていた高齢者は、「昔からの小沢さんのファンなんだ」と声をかけてきた。
 
突然のダブル辞任で、事務所は小沢や鳩山とのツーショットポスターをはがすのに追われた。
しかし、50回の辻立ちなど選挙のやり方は変えない。
小沢の秘書も引き続き中本を支える。
事務局長も「今まで通り淡々とやるしかない」と引き締める。

静岡選挙区は、民主の現・新2人のほか、自民新人、みんな新人の事実上4人の戦いになる。
みんなの候補は全盲のパラリンピック金メダリストで県内では有名人。
組織力のある民主現職が頭ひとつ抜けているが、女性候補は中本ひとりだけ。
同情票もあるだけに、ドンデン返しがあるかもしれない。

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