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拡大!反原発デモ 一歩間違えれば将棋倒し 警察の過剰警備に渦巻く怒り

2012年07月10日 21時30分04秒 | Weblog
拡大!反原発デモ 一歩間違えれば将棋倒し 警察の過剰警備に渦巻く怒り

(日刊ゲンダイ)より

国会議事堂前駅は大混乱

毎週金曜夜に首相官邸前で行われている反原発デモ。

6日には、坂本龍一氏や亀井静香衆院議員なども訪れて、

悪天候にもかかわらず15万人(主催者発表)が集まった。

その一方で、反発を招いているのが、警察の過剰警備だ。


6日19時ごろ、丸ノ内線国会議事堂前駅構内は、

デモ参加のサラリーマン、学生、家族らでごった返した。

原因は警察の駅封鎖だ。機動隊員がいくつかの出口の階段前に立ち、行く手を阻んだ。

しびれを切らした参加者が「いい加減にしろ」と

怒声を浴びせ、現場は一触即発のムードだった。


「4番出口しか開放されなかったため、構内はデモ参加者であふれていました。

誰かが転んだら将棋倒しになるとヒヤヒヤした。

やっと外に出られたと思ったら、官邸とはかけ離れた場所に誘導され、

シュプレヒコールをあげられないまま帰された人がたくさんいました。

官邸前には機動隊の車両が並び、諦めて帰る人も少なくありませんでした」

(デモに参加した女性)

警察はデモ隊を官邸前に近づかせないため、かなり手前からブロック。

人々は分断され、官邸から遠い場所に誘導された。

警察は封じ込めたつもりかもしれないが、参加者はネット上に怒りをぶちまけている。

将棋倒しの懸念もある。

過剰警備が、混乱の火種になりかねないのだ。

「私は、ワシントンで25年ほど生活し、数十万~100万人規模のデモを見てきました。

日本人は、警察の言うことを聞いて従っている。

知り合いのスイス人記者は『日本人はデモをしない国民だと思っていた。

今回はインターネットなどの声で一般の市民が動いている点で驚き、

評価できる』と話していました。

デモは世界的に当たり前の行動なのです。

日本人はおとなし過ぎるくらいです」

(ジャーナリスト・堀田佳男氏)

それなのに国民の行動を押さえつけようと必死の警察。逆効果としか思えない。

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