紅葉ピーク、今年も遅く 今月の高温影響で見頃は来週
紅葉狩りの観光客でにぎわう嵐山。今年は1週間ほど色づきが遅れているという
(22日午前、京都市右京区)
11月上旬に暖かい気候が続いた影響で、京都市内の紅葉の色づきが遅れている。
例年より1週間ほど遅く、今週末から来週にかけて見頃を迎えそうだ。
年々遅れる紅葉のピークに、温暖化の影響を懸念する声も聞かれる。
京都市中心部よりも早く色づく右京区の高雄地域では、昨年は11月中旬だった見頃が今年は3、4日遅れ、現在が紅葉のピークだ。
高雄保勝会は「異常な気象で予想がつかず、問い合わせへの対応も難しい」と嘆く。
東山区の東福寺も例年に比べて色づきが1週間ほど遅いという。
京都地方気象台によると、市内は11月上旬の平均気温が高く、最高気温が20度を超えた日が9日もあった。
最低気温が6~8度に下がると色づくとされるが、11月は最低気温が10度以上の日が15日間も続いた。
「高気圧の影響で4日に夏日を記録。
11月では珍しい」(同気象台)とする。
京都府立植物園の肉戸裕行樹木係長は「見頃が遅れたのは最低気温が高かったため。
色づき具合もややくすんでいる。さらに温暖化が進めば、見頃が12月にずれこむ可能性もある」と懸念する。
11月下旬は寒気が戻り、平年並みの気温が予想される。
1週間遅れで色づき始めた嵐山地域では「今週末からが見頃。
このままだと来月9日からの京都・嵐山花灯路で散りかけの紅葉が見られるかも」(嵐山保勝会)と師走の紅葉を受け入れる声も出始めている。
紅葉狩りの観光客でにぎわう嵐山。今年は1週間ほど色づきが遅れているという
(22日午前、京都市右京区)
11月上旬に暖かい気候が続いた影響で、京都市内の紅葉の色づきが遅れている。
例年より1週間ほど遅く、今週末から来週にかけて見頃を迎えそうだ。
年々遅れる紅葉のピークに、温暖化の影響を懸念する声も聞かれる。
京都市中心部よりも早く色づく右京区の高雄地域では、昨年は11月中旬だった見頃が今年は3、4日遅れ、現在が紅葉のピークだ。
高雄保勝会は「異常な気象で予想がつかず、問い合わせへの対応も難しい」と嘆く。
東山区の東福寺も例年に比べて色づきが1週間ほど遅いという。
京都地方気象台によると、市内は11月上旬の平均気温が高く、最高気温が20度を超えた日が9日もあった。
最低気温が6~8度に下がると色づくとされるが、11月は最低気温が10度以上の日が15日間も続いた。
「高気圧の影響で4日に夏日を記録。
11月では珍しい」(同気象台)とする。
京都府立植物園の肉戸裕行樹木係長は「見頃が遅れたのは最低気温が高かったため。
色づき具合もややくすんでいる。さらに温暖化が進めば、見頃が12月にずれこむ可能性もある」と懸念する。
11月下旬は寒気が戻り、平年並みの気温が予想される。
1週間遅れで色づき始めた嵐山地域では「今週末からが見頃。
このままだと来月9日からの京都・嵐山花灯路で散りかけの紅葉が見られるかも」(嵐山保勝会)と師走の紅葉を受け入れる声も出始めている。