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ミシガン大の研究:SP-4-84、Imidazoline

2005-01-08 | 癌全般
ミシガン大Tepe, Ph.D. 氏らにより発表された新たな効果をもつ新薬SP-4-84は、抗癌剤の効果を上げる毒性のない薬剤である。シスプラチンやカンプトテシンなどの抗癌剤と併用で、抗癌剤の効果を顕著に上げることによって、従来の抗癌剤投与量を10分の1に減らせる可能性があるとしている。SP-4-84は毒性がなく、癌細胞のみに働き化学療法に対する感受性を上げる。少ない投与量で同じ効果が得られれば、抗癌剤の副作用も減らせることになる。
詳細は、the Journal of Chemistry & Biologyの2004年12月号に掲載。
ミシガン大発表
http://newsroom.msu.edu/site/indexer/2270/content.htm
Imidazoline はアポトーシスを妨げるNF-KappaBの活性を抑制することによりカンプトテシンの効果を最高75倍にした。
the Journal of Chemistry & Biology
http://www.chembiol.com/content/article/abstract?uid=PIIS1074552104002935

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