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人の人生を見る時… 

2007-08-31 | 
今朝は涼しくて気持ち良かった~雨も降りましたしね。

先日、ふと古本屋で見かけて買ってみました。


嫌われ松子の一生(上・下)
【幻冬舎文庫】 山田 宗樹


TVドラマも映画も観ていないし、内容もまったく知らないままこの本に巡り合って良かった!
読み始めて止まらなくなりました。

ある人物についての一生を見る機会なんてそうそう無いですよね。
ノンフィクションなどで知る場合とは、またちょっと違った感じで感情移入しないまま、どんどんストーリーが入っていくので読みやすかったです。


しかし、松子という人は…今流行りの「どんだけ~!」と思わず言ってしまいたくなるほど不幸?なめぐり合わせなのでしょうか。
(この使い方あってるのか?かなり不安。違ってたら指摘してくださいね)

人生がこれほど壮絶ならば、もっと何か出来たのでは?と思ってしまいます。
覚せい剤も殺人も普通では選ばない道ですよ、絶対にね!

「松子」という自分の道を果たして生きてきたのか?
これで「私の人生」と言えるのだろうか?

まぁ小説の中ですから…こんな事を言ってもしかたないのですが。
現実的にこんな人がいるならば…どうせなら占いなどに頼ってみても良いのでは?と思ってしまいます。
選ぶ道が失敗することもありますが、これほどまでについてない場合はねぇ~。


ラストはもうちょっと考えていただけたら良かったかも。
後半、説明調の文章の為かラストがおざなりな印象になってしまいました。


上下巻の長編小説、あっという間に完読でした。


*9月4~6日、お店をお休みさせていただきます。