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華氏911を見て…。

2007-08-06 | 映画
今週は真夏の天気がつづきそうで…うちの犬たちも辛そうな毎日です。


今日は62回目の広島「原爆の日」です。
やはり8月になると戦争や歴史の話題が多くなりますね。

語り継ぐ人が減っていく中、先日NHKで夜中やっていた番組に硫黄島で戦った戦争経験者の方の話を紹介していました。
今ではだれも話したがらない内容だけれども、手記にして残しておこうと現在執筆中だそうです。
本当に厳しい現状…死んでもまだ戦争しなければならない…死体の下に隠れて息を殺して過ごしていた…そんな話を聞いただけでも、知っておかなければならない!そう思いました。



「華氏911」
マイケルムーア監督2004年の作品です。

戦争を始める人間がいるというのが良く分かる映画でした。
疑問に思いませんか?
いったい戦争って誰が始めるのか?と。

理由はなんであれ戦争はしてはいけない。

本編よりもメイキング特典のインタビューなどがとても良かったです。


イラク戦争で今現在も相当数の人が亡くなっている。
アメリカ兵もイラク人も…それ以外の人々も。

アメリカ国内の現状も映画を見る限りかなり悲惨なものでした。
人数が足りないので、失業率の高い小さな町へ勧誘にくる海兵隊。

若い兵隊たちはどんどんイラクで死んでいく。

それでも生きていくためには軍に就職するしかなかったりするのです。


イラクの市民たちも口をそろえて言っています。
「俺たちは戦争はしたくない」
「戦争は嫌いだ」


いったい何がどうして戦争という事態になってしまうのでしょうか?

人を尊敬できない…それが映像でよく分かりましたよ。

イスラム特にイラクの人は誇り高い人が多いのでだそうです。
だれもアメリカの言いなりにはなりません…それは何百年経っても変わらないのでは?

女性を誘導するときにも、軽々しく肩を触っていたり…イスラムの世界では考えられないですよね。


捕まえた人に虐待するなんてあたりまえ。
どうしてそういう事を平気でできるのでしょうか?
やはり戦場という異常な世界にいるからこそ起きてしまうことなんでしょう…そうとしか考えられないですもの。

戦争はそんな甘いもんじゃない!
もっとみんなで考えなければ…とにかく政治にも興味を持ちましょう!

そんなメッセージを伝えられただけでもこの映画の価値はあるのではないでしょうか?



それにしてもどうして平和に生きていくことに努力できないのかなぁ~。
それ以外のことには、日本をはじめずいぶんと努力もお金も使うのにね。